著者
大井 美知男 神野 幸洋
出版者
信州大学農学部
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.83-92, 1999 (Released:2011-03-05)

長野県に現存するカブ・ツケナ類の在来13品種(諏訪紅蕪,羽広菜,源助蕪菜,赤根大根,王滝蕪,開田蕪,細島蕪,吉野蕪,木曽菜,保平蕪,稲核菜,野沢菜,雪菜)の来歴,栽培地域,生態的特性および栽培と採取法について1997年と1998年に現地調査を行った。なお,品種の生態的特性については信州大学農学部実験圃場でも調査した。過去に長野県内で栽培されていたことがいくつかの文献に記載されている10品種(黒瀬蕪,木祖村蕪,三岳蕪,源助蕪,駒ヶ根蕪,小谷在来蕪,マナ蕪,相木在来蕪,苅野蕪,神代蕪)については所在が不明で,消滅したものと思われた。
著者
大橋 光男 田中 賢明 大井 美知男
出版者
生態工学会
雑誌
Eco-Engineering (ISSN:13470485)
巻号頁・発行日
vol.23, no.4, pp.123-129, 2011-10-31 (Released:2011-12-15)
参考文献数
40
被引用文献数
1

The objective of our study is to clarify the optimum irradiation conditions for the efficient cultivation of Euglena, in order to increase the yields. First, we measured the blinking light response curve of photosynthesis and investigated the effect of the blinking cycle on the photosynthesis, using red light emitting diodes (LEDs). Second, we determined the photosynthetic photon flux density (PPFD) value at which the photosynthetic efficiency was maximum. Here, we measured the difference in the photosynthetic rate of Euglena using red LEDs under blinking and continuous light conditions. In cases where the blinking cycle was 1.0 x 10-3 s, there was no difference in the photosynthetic rate of Euglena between the two conditions. On the other hand, at a PPFD value of 35 μmol·m-2·s-1, the photosynthetic efficiency was the highest. In cases where the PPFD value ranged from 0 to 200 μmol·m-2·s-1, the photosynthetic rate increased rapidly. Then, it increased slightly and reached a saturation point at a PPFD value of 400 μmol·m-2·s-1.
著者
畠 修一 鷲見 順教 大井 美知男
出版者
園芸学会
雑誌
園芸学会雑誌 (ISSN:00137626)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.197-202, 2002-03-15
被引用文献数
1 11

南オーストラリア海岸由来ポシドニア(Posidonia australis Hook. F.)乾燥粉末および抽出物は根こぶ病菌(Plasmodiophora brassicae)胞子の発芽を促進した.この乾燥粉末および抽出物は, おそらく発芽促進作用に基づいて, ハクサイにおける根こぶの形成を抑制し, 根こぶ病の予防に有効であることを示唆した.
著者
西川 芳昭 根本 和洋 大井 美知男 新海 尚子
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

農村・農家レベルの現地聞き取り調査及び実証調査,ならびに,保全・管理の実施および支援組織レベルの聞き取り調査を実施した.結果として,農家が参加して実現しているようなローカルな遺伝資源管理事業であっても,実は数多くの地域内外の関係者と水平・垂直のネットワークを構築していることが明らかにされた.カナダのNGOのように,そのような関係性を意識的に強化・発展させる活動も始まっていることが起きらかになった.今後,具体的にどのような要素が,そのような組織制度の持続性・発展性を担保するか・または制限・阻害するかについて明らかにしていくことが必要であると結論した.
著者
大井 美知男 神野 幸洋
出版者
信州大学農学部
雑誌
信州大学農学部紀要 (ISSN:05830621)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.83-92, 1999-03
被引用文献数
2

長野県に現存するカブ・ツケナ類の在来13品種(諏訪紅蕪,羽広菜,源助蕪菜,赤根大根,王滝蕪,開田蕪,細島蕪,吉野蕪,木曽菜,保平蕪,稲核菜,野沢菜,雪菜)の来歴,栽培地域,生態的特性および栽培と採取法について1997年と1998年に現地調査を行った。なお,品種の生態的特性については信州大学農学部実験圃場でも調査した。過去に長野県内で栽培されていたことがいくつかの文献に記載されている10品種(黒瀬蕪,木祖村蕪,三岳蕪,源助蕪,駒ヶ根蕪,小谷在来蕪,マナ蕪,相木在来蕪,苅野蕪,神代蕪)については所在が不明で,消滅したものと思われた。
著者
大井 美知男 磯村 由紀
出版者
信州大学
雑誌
信州大学農学部紀要 (ISSN:05830621)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.49-55, 2000-10

長野県在来のダイコン13品種の形態調査を26項目について行った。得られた結果をもとにクラスター分析を行ったところ,以下の3グループと5サブグループに分類された。グループ1,サブグループA:「灰原大根」,「信州地大根」,「ねずみ大根」,「切葉松本地大根」,「戸隠大根」,「上平大根」,「牧大根」サブグループB:「上野大根」サブグループC:「前坂大根」グループ2,サブグループD:「たたら大根」サブグループE:「大門大根」サブグループF:「赤口大根」グループ3,「親田辛味大根」 さらに,長野県在来のダイコン品種が多様な変異を持ち合わせていることが明らかになった。
著者
大井 美知男 磯村 由紀
出版者
信州大学農学部
雑誌
信州大学農学部紀要 (ISSN:05830621)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.49-55, 2000-10

長野県在来の大根13品種の形態調査を26項目について行った。得られた結果をもとにクラスター分析を行ったところ,以下の3グループと5サブグループに分類された。グループ1,サブグループA:「灰原大根」,「信州地大根」,「ねずみ大根」,「切葉松本地大根」,「戸隠大根」,「上平大根」,「牧大根」 サブグループB:「上野大根」 サブグループC:「前坂大根」 グループ2,サブグループD:「たたら大根」 サブグループE:「大門大根」 サブグループF:「赤口大根」 グループ3,「親田辛味大根」 さらに,長野県在来の大根品種が多様な変異を持ち合わせていることが明らかになった。