著者
大沼 一彦
出版者
日本眼光学学会
雑誌
視覚の科学 (ISSN:09168273)
巻号頁・発行日
vol.29, no.2, pp.45-51, 2008 (Released:2019-11-08)
参考文献数
13
被引用文献数
1

最終回は高次収差のトレフォイル(矢状収差)と2次の非点収差を取り上げる。トレフォイルや2次の非点収差が球面収差とともにあると,単眼視での三重視や二重視が起きることが報告されている。ここではシミュレーション光学像により,これらの収差とデフォーカスの関係を示す。更に,トレフォイルとコマ収差の特別な組み合わせは偽調節に関係していることを示す。
著者
大沼 一彦 椎名 達雄
出版者
日本眼光学学会
雑誌
視覚の科学 (ISSN:09168273)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.82-87, 2017

<p>眼の中の前方散乱を測定する方法は80年以上前に提案されて実験がなされているが, 実用的な装置となったのはつい最近である。前方散乱の散乱特性についての基礎知識を得るための多くの文献はTJ van den Bergのものがあるが, それを理解するためには, 更なる基礎的な知識がいると思われる。ここでは, 散乱の理解のための入門的知識と人眼の前方散乱の測定手法について述べる。</p>
著者
鳥居 秀成 栗原 俊英 世古 裕子 根岸 一乃 大沼 一彦 稲葉 隆明 川島 素子 姜 効炎 近藤 眞一郎 宮内 真紀 三輪 幸裕 堅田 侑作 森 紀和子 加藤 圭一 坪田 欣也 後藤 浩 小田 真由美 羽鳥 恵 坪田 一男
出版者
慶應義塾大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2014-04-01

我々は屋外環境に豊富にある360-400 nmの光(バイオレット光、以下VL)に着目し、VLを浴びたヒヨコの近視進行が抑制され、VLを浴びたヒヨコの目でEGR1が上昇していることを発見した。また臨床研究において、VLを透過するコンタクトレンズを装用している人の方が、VLを透過しないコンタクトレンズや眼鏡を装用している人よりも眼軸長伸長量が少なかった。さらに現在我々が使用しているLEDや蛍光灯などの照明にはVLはほとんど含まれておらず、眼鏡やガラスなどの材質もVLをほとんど通さないことがわかった。即ち現代社会においてはVLが欠如しており、これが近視の世界的な増大と関係している可能性がある。