著者
大瀧 雅寛
出版者
お茶の水女子大学
雑誌
生活工学研究
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.86-89, 2004
著者
西田 かおり 大瀧 雅寛 荒巻 俊也
出版者
水文・水資源学会
雑誌
水文・水資源学会誌 (ISSN:09151389)
巻号頁・発行日
vol.29, no.6, pp.362-371, 2016

<p>&emsp;途上国の成長等により工業用水需要量の急増が懸念され,今後の需要量予測のための様々な予測モデルが提案されている.本研究では,国内総生産(GDP)及び水利用効率改善率<i>η</i>を独立変数としたモデル(高橋ら,2000)にて,より正確な予測を目的として<i>η</i>決定方法を検討した.解析対象61カ国を国毎の各業種占有割合を考慮したクラスタ分析により,それぞれ,産油国,先進国~中進国,中進国~発展途上国,発展途上国が主に属す4クラスタに分類した.クラスタ毎に<i>η</i>に関連すると考えられた因子(GDP成長率,水資源賦存量等)と<i>η</i>の相関を検討した.決定因子はクラスタ毎に異なり,産油国中心,中進国~発展途上国中心の2クラスタで相関は高くなった.また<i>η</i>は変化すると仮定し,国毎に<i>η</i>差分(&Delta;<i>η</i> )と一人当たりGDP<sub>PPP</sub>や<i>η</i>との相関を調べた結果,一人当たりGDP<sub>PPP</sub>で分類できた.一年当たりの<i>η</i>差分(&Delta;<i>η</i>/year)は一人当たりGDP<sub>PPP</sub>が14,000 $ よりも大きい国では0.00345 の定数となり,14,000 $ 以下は国毎にばらついた.以上の結果を利用した<i>η</i>の推定により,より正確な工業用水需要量予測ができると考えられた.</p>
著者
真砂 佳史 原本 英司 久保田 健吾 大瀧 雅寛 斉藤 繭子 風間 しのぶ
出版者
国際連合大学サステイナビリティ高等研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究は効率的な新興病原ウイルスの発見に適した検出手法の開発を目標とした。下水中のウイルスゲノム群から解析対象のゲノムのみを選択的に回収し,次世代シーケンシング法によりその塩基配列を決定することで,下水中の存在量が低いウイルスであってもゲノム解析を可能にする手法を開発した。また,下水中のウイルスを対象としたメタゲノム解析を行い,得たほとんどの配列がデータベースに近縁配列がないことを確認した。メタゲノムで得た塩基配列で得た塩基配列をもとに,未知のウイルスによると考えられるコンティグを作成し,その配列を持つウイルスゲノムが国内下水に常在する可能性を示した。