著者
氷見山 幸夫 春山 成子 土居 晴洋 木本 浩一 元木 靖 季 増民 季 増民
出版者
北海道教育大学
雑誌
基盤研究(S)
巻号頁・発行日
2009-05-11

アジアにおける持続可能な土地利用の形成に向け、日本、中国、インド、極東ロシア、フィリピン、タイ、インドネシア、ミャンマーで広域の土地利用変化データファイル(オリジナル電子地図、多数の現地写真等)を作成し、土地利用の現況と変化及び関連する諸問題を明らかにした。その成果はSLUAS英文成果報告他多くの雑誌・文献等で公刊した。また国際地理学連合、日本学術会議、日本地球惑星科学連合などと連携してアジア各地と国内で多くのシンポジウム等を主催・共催・後援し、研究成果を発信し、持続可能な土地利用に関する理解の向上に貢献した。東日本大震災発災後は土地利用持続可能性の観点から深く関わり、学術会議提言に寄与した。
著者
季 増民 黒柳 晴夫 土居 晴洋
出版者
椙山女学園大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究は上海大都市圏を主な研究対象地域に、衛星画像の解析、役所でのヒアリング、現地踏査に基づき、都市近郊で発生する地域再編の全体像を把握した。調査地域選定作業により、開発区(工業団地)と新市街地(住宅団地)の2つの代表的な類型として無錫、昆山の両市を抽出し、その共通性と異質性について比較検討した。学術理論においては、社会構造の多元化に対応して近郊地域を「第三の空間」として設定することにより、都市と農村という二元的な枠組みでカバーできない多元的な地域構造を解明できるとの知見を得、その存立基盤について考察した。