著者
南里 智之 槇納 智裕 米川 康 原田 憲邦 安藤 裕志 山田 孝
出版者
公益社団法人 砂防学会
雑誌
砂防学会誌 (ISSN:02868385)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.23-30, 2008-01-15 (Released:2010-04-30)
参考文献数
24
被引用文献数
2

A volcanic mudflow chronology spanning the past 40, 000 years was developed for the Furano River, which is located on the foot of Mt. Tokachi, using stratigraphic analysis, radiocarbon dating, dendrochronology and historical archives. Mt. Tokachi is one of the most active volcanoes in Japan, and its volcanic eruptions have often caused large-scale mudflows like the 1926 event that caused 144 deaths along the Furano and Biei Rivers. To develop local programs for preventing volcanic disasters, knowledge of past disasters accompanied with volcanic mudflow chronologies are required. We have identified 14 total mudflows during the past 40, 000 years that occurred along the Furano River, including events in A.D. 1926, AD. 1857, AD. 1740, A.D. 1150-1690, A.D. 600-900, 1, 900 YBP, two in 2, 000-2, 300 YBP, 3, 200 YBP, 3, 500 YBP, 3, 700 YBP, 7, 500 YBP, 13, 500 YBP, and 39, 000 YBP. Some of them were also crosschecked with historical archives. Of the fourteen mudflows, a total of 11 occurred during the past 4, 000 years, and 8 occurred during the past 2, 000 years. These high-frequency mudflows aggraded the valley channel and riverbed to the elevation of Kami-Furano City's central part, which was not damaged by the 1926 mudflow. Therefore, the next mudflow will easily reach the city's center and increase overall damage. It is generally suggested that the frequency and magnitude of volcanic mudflows will work synergistically in increasing the risk of sediment disasters.
著者
尾松 徳彦 岸本 理和 神立 進 小畠 隆行 入江 大介 若月 優 唐澤 久美子 安藤 裕 鎌田 正
巻号頁・発行日
2012-09-22 (Released:2014-06-14)

【背景】骨盤の不全骨折は、閉経やステロイドなど、骨粗鬆症が背景にあり、軽微な外力で引き起こされる骨折である。骨盤の放射線治療も、原因は不明であるが、骨盤の不全骨折の原因となる。骨盤の不全骨折は、仙腸関節部の頻度が高いと報告されている。【目的】放射線治療後に仙腸関節部に不全骨折をきたした症例の画像所見と経過観察による画像の変化を調べた。【方法】2007年1月から2009年12月までの間、子宮腫瘍(子宮頸癌15例、子宮内膜癌1例、子宮癌肉腫1例)により、骨盤に放射線治療を行った患者のうち、MRIで、仙腸関節部に不全骨折、放射線骨炎をきたしたと考えられる17例(37〜81歳、平均年齢:66.4歳)について、不全骨折の部位、不全骨折までの期間、不全骨折が診断された時点の、ADC(見かけの拡散係数) mapにおける、仙腸関節部不全骨折周囲の浮腫や炎症を反映していると考えられる周囲骨髄よりも高値を示す領域のADCの平均値、不全骨折診断後の経過をMRIで調べた。治療方法は、X線治療(外照射49.8〜60.6Gy、腔内照射23〜30Gy)が11例、重粒子線治療(72GyE/20fx)が6例であった。【結果】17症例中8例が両側仙腸関節、4例が右仙腸関節のみ、5例が、左仙腸関節のみであった。治療終了後から、不全骨折が診断されるまでの期間は、145〜891日(平均437.5日)であった。ADCの平均値は、0.899〜2.099×10-3mm2/sec(1.658×10-3mm2/sec)であった。不全骨折と診断される前のMRI画像では、ADC mapを含め、異常所見は認められなかった。不全骨折と診断してからMRIで経過観察できたのは7例であり、そのうち、3例は、MRIで骨折、炎症と考えられる異常信号は変化ないか、拡大した。4例では、無治療での経過観察で骨折、炎症が縮小した。骨折、炎症が縮小した4例は、平均のADCが、1.488×10-3mm2/secであり、平均よりも低い傾向が認められた。 JSAWI2012 第13回シンポジウム
著者
安藤 裕 松本 義信
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:09114238)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.43-53, 1981-03-31 (Released:2012-09-01)
著者
安藤 裕明
出版者
金城学院大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2007

オープンソースの教育支援システムMoodleに,携帯電話からの利用を想定したMoodle for Mobileを導入し,携帯情報端末(PDA)と携帯電話を組み合わせて利用可能な,薬学部用の授業支援システムを構築した。また,一般教室での利用を想定し,PDAから無線LAN経由で同時に接続できる台数や,携帯電話からの接続に関する検証を行い,授業における応用の可能性について検討した。具体的には,パソコンでの利用を前提としたMoodleに,携帯電話に対応するためのMoodle for Mobileをアドオンしたサーバを準備し,また,薬理学分野の問題をデータベース化して登録し,ミニテスト機能に応用できるようにした。このサーバに対し,PDAおよび携帯電話からの接続性,ミニテスト問題等の視認性,使いやすさ等を,主に学生アンケートを元に分析した。携帯電話からMoodleを使用する場合は,一般的にパケット通信を行うために費用が発生する。そこで,学生の所有する携帯電話について,パケット通信費用に関する調査も実施した。実験の結果,携帯電話からMoodle for Mobileへの接続は,URLを直接入力する方法ではミスが頻発した。しかし,QRコマドやURLを明記したメールを準備する事で,トラブルを回避することができた。携帯電話からのアクセスでは,利用できる機能や表示できる文字数に制限があり,○×問題以外は実用的ではなかった。PDAからは,Moodleの全機能を利用できた。しかし,画面の解像度が低いために,複雑な投票や問題は回答し難い事が明らかとなった。PDA単独の利用を想定した場合は、PDAの故障等,様々なトラブルを考慮する必要があるが,携帯電話は,これを補完するツールとして有用である。ただし,利用する際には,機種毎に大きく異なる画面サイズや,パケット通信に伴う費用の発生等の問題を考慮しておく必要がある。
著者
安藤 裕友 宮田 修 山口 良隆 高橋 千織 増田 光俊
出版者
独立行政法人海上技術安全研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

乱流中にポリマーを添加するにより摩擦抵抗低減が生じることは、トムズ効果として知られている。しかし、実際に摩擦抵抗低減を生じさせるメカニズムに関しては、まだ、十分に解明されていない。我々は、今までの研究成果よりポリマー同士がある一定の大きさに会合することによって効果が生じることを推定できている。そこで、ポリマー分子同士が積極的に会合するようなユニットをポリマーに導入・最適化することで、比較的低分子量のポリマーでも超高分子量に匹敵する会合体を形成させて、ポリマー会合形状と摩擦抵抗低減効果の関係を解明することを目的とする。本研究では、PEO(ポリエチレンオキサイド)、PAAM(ポリアクリルアミド)を用いて、会合が誘起するポリマーに対して二重円筒試験での抵抗低減効果を確認した。また、それぞれのポリマーの会合状態についてGPC-MALSやDLSを用いて測定を行った。その結果として、ポリマーの会合による摩擦低減効果の有効性を実証することが出来た。