- 著者
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川合 康央
門屋 博
池田 岳史
尾崎 洋
益岡 了
- 出版者
- 日本デザイン学会
- 雑誌
- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
- 巻号頁・発行日
- vol.58, pp.214-214, 2011
プロジェクト型学習は,学生主体のテーマ設定による演習形式の授業である.本稿では,プロジェクト型学習であるプロジェクト演習および卒業プロジェクトにおける学生成果物のうち,地域をテーマとしたディジタルコンテンツ制作について報告する.大学周辺の湘南地域をテーマとしたプロジェクト成果物を対象とし,表現手法によって成果物を分類した結果,動画,CG,Webコンテンツ,インタラクティブコンテンツなどが挙げられた.地域取材に基づく映像作品として,市民による祭りやイベントを取材したものが挙げられる.3DCGなどを用いた地域コンテンツでは,景観シミュレーションやARを用いたキャラクターデザインが見られた.Webによる地域紹介サイトも多く見られ,ゲーム性を持つものや廃墟や心霊スポットを対象としたものなどがある.ゲーム等のインタラクティブ作品も多く,スタイルとして完成されたルールを持つゲームであっても,地域情報を持たせることでプレイヤーはコンテンツに親しみを持つと考えられる.また,対象となるテーマに応じた独自のルールを持たせることで,地域固有の新しいコンテンツの可能性が見られた.