著者
山口 祐人
出版者
筑波大学
雑誌
特別研究員奨励費
巻号頁・発行日
2012-04-01

26年度は(1)ソーシャルメディアにおけるユーザの属性推定、及び(2)ソーシャルメディアにおけるユーザ行動の分析という研究に取り組み、主要査読付き国際会議での発表などの成果を得た。研究(1)では、ネットワーク上のノードの分類という広く研究されている手法の拡張を行った。ネットワーク上でのノードの分類を用いると、ソーシャルメディアユーザの属性推定のみではなく、他の様々なネットワークにおけるノードの属性推定が可能である。既存研究では接続ノード間の属性の相関をあらかじめパラメータとして指定する必要があった。例えば、あるソーシャルメディアでは同性同士が友人になるという相関が強いのに対し、別のソーシャルメディアでは異性同士が友人になる相関が強いことがある。提案手法では属性の相関に対するパラメータを指定することなく、どのような相関にも適用することが可能である。研究(2)では、Twitterにおいて、ユーザが他のユーザをフォローするという行動を分析した。また、Twitterにおいてユーザが他のユーザを”タグ付け”するという行動を、タグ付けを主とする他のソーシャルメディアと比較した。その結果、”フォロー”、”タグ付け”という行動に関する様々なパターンが発見された。例えば、相互にフォローしているユーザ同士は”friends”といったタグ付けをすることが多いのに対し、単方向でのみフォローしているユーザ同士は”sports"などのトピックを表すようなタグ付けをすることが多いことが分かった。これら2つの研究は、異種ソーシャルメディアの統合に繋がると期待される。ユーザの属性をキーとして様々なソーシャルメディアを統合していくことが可能であると考えられるし、またユーザの行動の根底に潜むパターンの解明により、異種ソーシャルメディアに共通するパターンをキーとしての統合が可能であると考えられる。
著者
山口 祐子
出版者
慶應義塾大学
雑誌
研究年報 (ISSN:09174281)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.39-59, 2004

寄稿論文0.1. Die Besonderheit des Sammelbandes als literarische Form2. Formale sowie funktionale Bezüge bei der Redaktion von ML3. ,,Prosa ist Mosaikarbeit." Zur Positionierung von ML im Gesamtwerk Tucholskys
著者
三成 由美 徳井 教孝 内山 文昭 酒見 康廣 大仁田 あずさ 山口 祐美 鶴田 忠良 和才 信子 川口 彰
出版者
中村学園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

児童に生きる力を発揮させ、健康管理能力を高める事を目的に、望ましい食習慣と規則正しい排便習慣の形成のための日本型薬膳食育プログラムを開発し評価した。食と健康の意識・実態調査と学校給食にヘルシーメニューを導入することで知識は向上した。さらに、食育CD-ROM、解説書・カレンダーを作成して3ヵ月間、児童に配布し評価すると効果は認められた。これらの教材は学校現場の食育で利用価値が高まると考えられる。