著者
山本 一生
出版者
上田女子短期大学
雑誌
紀要 (ISSN:21883114)
巻号頁・発行日
vol.41, pp.41-57, 2018-01-31

本稿は華北占領地後の北京大学において日本留学経験者が「対日協力者」として果たした役割を考察した。日本が華北を占領すると、主だった国私立大学は蒋介石政権と共に「南遷」し、国立西南連合大学などを結成した。一方で残った北京大学や清華大学などを統合して、「国立北京大学」が「対日協力政権」である中華民国臨時政府唯一の総合大学として設置されることとなった。 当初「国立北京大学」の設立に批判的であった銭稲孫は、家族問題を理由に北京に留まり、その批判対象であった機関の長という「対日協力者」となった。「国立北京大学」文学院長、華北政務委員会教育総署督辦となった周作人も家族問題などを理由に北京に留まり、結果的に「対日協力者」となった。
著者
山本 一生
出版者
教育史学会
雑誌
日本の教育史学 (ISSN:03868982)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.60-72, 2019

<p>This paper clarifies the actual state of compulsory education during Chinese collaboration with Japan by analyzing the attributes of students who attended public elementary schools in Qingdao during the period of occupied northern China (1937-1945). The target of analysis includes student records from public elementary schools in the Archives of Qingdao. These materials were used to analyze in concrete detail differences in the attributes between students in industrial areas and fishing villages in the period of occupied northern China. This evaluation reveals a stratified structure involving fishing regions where local private education was subsumed by public education versus industrial regions where children moved between public elementary schools, as well as boys who were expected versus girls who were not expected to attend elementary school until graduation.</p>
著者
奥田 稔 中島 健 山本 一生
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.48, 2013 (Released:2013-06-20)

かつては大きく重く、長時間持ち運ぶことも苦労だったノート型のパーソナルコンピュータも、ウルトラブック、タブレットPC、スマートフォンになり、常時携帯する道具となってきた。これらの携帯電子機器は、最先端のデバイス開発によって性能を競い合っているが、結局は性能だけでなく、機能そして造形まで画一化してきている。そのため、携製品を薄く軽量に仕上げるための高剛性の素材、良い触感の表面仕上げに加え、差別化された高級感、先進性を表現する加飾技術が必要とされている。実際に製品例を示しながら、携帯電子製品のCMF加飾技術の動向を検証する。