著者
岡本 真希子
出版者
同志社大学
雑誌
社会科学 (ISSN:04196759)
巻号頁・発行日
vol.89, pp.95-131, 2010-11

本稿では,日本の植民地統治下におかれた台湾在住者の政治参加要求をめぐる,植民地社会および本国における相剋の過程を検討する。対象は,1914〜1915年の間に台湾人の権利獲得を目的とした「台湾同化会」成立から壊滅までで,台湾人・内地人双方の動向を視野に入れ,とりわけ在台湾内地人(総督府および民間内地人)の動向を明らかにしながら,政治参加と民族問題,植民地統治体制の相関関係について考察する。
著者
岡本 真希子
出版者
三元社
巻号頁・発行日
2008-02

早稲田大学授与学位論文(博士):制度:新 ; 報告番号:乙2183号 ; 学位の種類:博士(文学) ; 授与年月日:2008/11/19 ; 早大学位記番号:新4889 概要書あり
著者
岡本 真希子 オカモト マキコ Okamoto Makiko
出版者
同志社大学人文科学研究所
雑誌
社会科学 = The social sciences (ISSN:04196759)
巻号頁・発行日
vol.42, no.4, pp.73-111, 2013-02

論説(Article)本稿の課題は,日本統治期台湾の官僚組織における通訳育成について,台湾語学習の教材を提供した月刊誌『語苑』を主な対象としながら,1930-40年代を中心に検討することである。1930年代前半は、台湾総督府が「国語」普及政策を推進するなかで,台湾語通訳育成問題は政策と矛盾し複雑な様相を帯びていった。また,1930年代後半以後の「皇民化」政策期には,『語苑』は「同化」・「教化」のための台湾語通訳育成を主張するなど,いっそう複雑で矛盾した状況が生じていった。本稿では,戦時期植民地統治下における台湾語通訳育成という検討課題を通して,植民地主義と密接な関係を持つ通訳育成問題の諸相を明らかにするものである。本研究主要透過日治時期發行於台灣的語學(台語)雜誌《語苑》,探討台灣總督府官僚組織內部的培養通譯問題,以1930-1940年代為中心。1930年代前半臺灣總督府推動<國語>(日本語)普及政策下,其政策和培養臺灣語通譯問題發生矛盾和複雜的樣貌。然後1930年代後半<皇民化>政策期後,《語苑》主張為了<同化>、<教化>的培養台灣語通譯,出現更複雜和矛盾的狀況。本研究透過戰爭時期殖民地統治下培養台灣語通譯的課題,探討和殖民主義有密切關係的培養通譯問題樣貌。