著者
岩城 智香子
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 = Journal of the Atomic Energy Society of Japan (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.52, no.8, pp.483-484, 2010-08-01

<p> 男女共同参画委員会では,「2010年春の年会」の企画セッションにて,話題の女性おふたり,内閣府男女共同参画局長の岡島敦子氏,内閣府原子力委員会委員の秋庭悦子氏をお招きし,講演会を開催した。岡島氏は,日本および科学技術分野において女性の進出が遅れている現状を統計的資料を基に示され,男女共同参画が進まないことが及ぼす社会的影響について説明された。また秋庭氏は,原子力特有の課題,女性の進出が進まない要因にふれ,今後,女性に期待されることについて述べられた。講演後,会場から多くの意見が出され,活発な議論がなされた。</p>
著者
パーカー ジョセフ ドン 身内 賢太朗 水本 哲矢 西村 広展 奥 隆之 澤野 達哉 篠原 武尚 鈴木 淳市 高田 淳史 谷森 達 上野 一樹 原田 正英 池野 正弘 田中 真伸 内田 智久 服部 香里 岩城 智 株木 重人 岸本 祐二 窪 秀利 黒澤 俊介 松岡 佳大
出版者
日本中性子科学会
雑誌
波紋 (ISSN:1349046X)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.218-222, 2013

<p>We have developed a prototype time-resolved neutron imaging detector employing a micro-pattern gaseous detector known as the micro-pixel chamber (μPIC) coupled with a field-programmable-gate-array-based data acquisition system. Our detector system combines 100μm-level spatial and sub-μs time resolutions with a low gamma sensitivity of less than 10<sup>-12</sup> and high data rates, making it well suited for applications in neutron radiography at high-intensity, pulsed neutron sources. In the present paper, we introduce the detector system and present several test measurements performed at NOBORU (BL10), J-PARC to demonstrate the capabilities of our prototype. We also discuss future improvements to the spatial resolution and rate performance.</p>
著者
竹山 大基 岩城 智香子 渡邉 勝信 飛松 敏美 鈴木 崚 中丸 幹英
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2012, 2012

既設の沸騰水型原子炉の安全性向上を目的として、残留熱除去系の多様化を狙ったシステムの開発を行っている。このシステムでは低い位置にある貯水域から高い位置にある循環ポンプまで水を汲み上げるために、ブースターとしてジェットポンプを利用する。本研究では、この循環システムの成立に必要なブースタージェットポンプのキャビテーション数を調べるために試験を行った。試験体系は貯水域に設置したブースタージェットポンプと循環ポンプの高低差が約9mの循環試験ループとした。配管系の圧力損失を制御しM比(=吸込み流量/駆動流量)を0.0から1.4まで変化させることで、ブースタージェットポンプのMN特性を把握した。また、貯水槽内の圧力を制御しキャビテーション数を1.06から5.05までの範囲で変化させることで、キャビテーション数は1.57以上必要であることがわかった。
著者
香月 亮二 塩山 勉 岩城 智香子 阿部 覚 片山 健二郎 小松 裕太
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

外部電源無しで使用済燃料プールが冷却できるシステムを開発している。システムの一部である放熱器はフィン付管群と煙突で構成され、自然対流により熱を大気に放出する。自然対流による熱伝達率は小さいため、放熱器が大きくなることが問題となる。そこで、コンパクトな放熱器となる管群構成を検討した。管群の縦方向ピッチをパラメータとした試験により、縦方向ピッチがフィン外径の5倍のとき熱伝達率が単管の1.6倍で最大となる結果を得た。また、試験で得た熱伝達率を用いた、煙突内の空気に生じる浮力と抵抗、伝熱のバランス計算により、1本あたりの伝熱量が最大となる段数を評価した。