著者
鈴木 信孝 川島 拓也 許 鳳浩 上馬塲 和夫
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.133-139, 2018-09-30 (Released:2018-10-12)
参考文献数
7
被引用文献数
2 2

ハトムギの外殻・薄皮・渋皮を含む全粒熱水抽出エキス(Coix-seed Reactive Derivatives: CRD)とビタミン剤(葉酸・B1・B6・B12)併用療法が奏功した難治性疣贅の2例と膣壁コンジローマの1例を報告した.今後は,CRDやビタミン剤の至適摂取量・期間を把握するために,さらに症例を集積したいと考えている.
著者
川島 拓也 渡邊 恵太
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.64, no.11, pp.1483-1492, 2023-11-15

エンタテインメント性の評価は難しく,評価基準や実験手法が模索されている.エンタテインメントの本質を「心の動き」とすると,評価には体験中のリアルタイムな感情を観測する必要がある.そこで本研究では,リアルタイムな思考を観測する思考発話法を応用した,「あ」だけ発声する「あアラウド法」を提案する.あアラウド法は,実験参加者がタスク中に「あ」の大きさやトーンを変化させて感情を表現し,実験者が実験参加者の感情の強弱や種類を観測する手法である.「あ」は日常的に感動詞として使われているため,自然に感情を表現するのに適していると考察する.実験では「あ」が表現する感情の分析と,他の発声方法との比較を行い,リアルタイムな感情の観測手法としての有用性を調査する.実験結果からエンタテインメント性の評価への利用可能性を示す.
著者
川島 拓也 渡邊 恵太
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2022論文集
巻号頁・発行日
vol.2022, pp.178-183, 2022-08-25

タスクをしながら頭に思い浮かんだことを語るシンクアラウド法では,ユーザの心理プロセスを知ることができる.一方でタスク中の言語化は負担が大きく,ユーザによって語句の差が出ることがあり,データの収集とその評価が難しい.そこで「あ」だけで心理プロセスを表現し,声の大きさやイントネーションで心理プロセスを評価する「あアラウド法」を提案する.本研究ではゲームをタスクとした実験を行い,実験手法としての有用性や得られる心理プロセスを示す.
著者
石原 克之 川端 克司 鈴木 信孝 關谷 暁子 上馬塲 和夫 川島 拓也 中出 祐介 許 鳳浩 麦田 裕之 佐久間 塁 古賀 秀徳
出版者
日本補完代替医療学会
雑誌
日本補完代替医療学会誌 (ISSN:13487922)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.35-40, 2014

じゃがいもには葉酸が含まれており,じゃがいもを原料とするポテトチップスには,フライ調理することにより濃縮され,じゃがいも以上に葉酸が含まれている.葉酸は胎児の先天性疾患の予防から若い女性へ積極的な摂取が勧められているビタミンである.また葉酸は,循環器疾患の危険因子として知られるホモシステインの血中濃度を下げる効果が期待されている.そこでポテトチップスの経口摂取におけるヒトへの葉酸の吸収および血中ホモシステイン濃度について検討した.<br> その結果,ポテトチップス摂取後の血清中の葉酸濃度は摂取 1,3,6 時間後に有意に増加し,摂取 3 時間後にはビタミン B<sub>6</sub> も有意に増加した.また,血漿ホモシステイン濃度は摂取 6 時間後に有意に減少した.<br>