著者
久木田 水生 大澤 博隆 藤原 広臨 林 秀弥 平 和博 伊藤 孝行 大谷 卓史 笹原 和俊 中村 登志哉 村上 祐子 唐沢 穣
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(A)
巻号頁・発行日
2019-04-01

本研究は、第一に、インターネット上の悪質な情報の流通とそれに起因する現代の諸問題の根本的な要因・メカニズム・影響を明らかにする。第二に、そのような問題に対処するための新しい情報リテラシーの概念を探求し、その基礎になる技術哲学理論を構築する。第三にその概念と理論に則した情報リテラシー向上のための方法を探求する。このことによって本研究は情報技術と社会が互いに調和しながら発展していくことに貢献する。
著者
仁平 和博 井上 真吾 沖原 光晴 屋代 智之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.46, no.12, pp.2963-2972, 2005-12-15
被引用文献数
8

著者らは,ソフトウェアと携帯端末のみを用いて歩行者にリアルタイムかつ地域に密着した情報提供を行うためにNomadic Agent(NA)を提案している.NA とは位置情報を認識し,特定の範囲内の情報を保持したまま,その範囲内に存在し続けることが可能な一種のMobile Agent である.本論文では,NA の移動先として選択する領域を情報提供範囲外にまで広げ,最適な移動先端末を選択する移動アルゴリズムと,特定の範囲内につねに2 つのNA を発生させることで,突発的なアクシデントに対応するDNA(Dual-NA)を提案する.We had proposed and implemented Nomadic Agent (NA) for pedestrians to provide locationbased and real-time information only using software and mobile terminals. NA is a kind of Mobile Agent, which migrates between terminals based on its physical location. NA is able to keep its position on a specific area and has a function to maintain information of the area. We propose agent migration algorithms to select the optimal terminal. "DNA (Dual-NA)" which has an ability to cope with unexpected accidents. To realize these functions, NA generates its clone as backup in the specific area.