著者
藤井 雄太郎 安藤 哲志 伊藤 孝行
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.24, 2010

近年,SNSが急激に発達してきている. SNS上には未成年ユーザにとって有害な情報を配信するユーザも存在し,問題となっている. そこで本稿では,効率的に未成年ユーザに対して有害な文章をフィルタリングする事を目的とし,それらの文章を2単語間の共起情報を用いた判別方法により自動的に判別するシステムを提案する. また,実在しているSNSの文章を用いて判定実験を行い,本システムの有効性を示す.
著者
岩間雄太 伊藤孝行
雑誌
第76回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.43-44, 2014-03-11

企業サービスの多様化によりサポートセンターへのユーザからの問い合わせが増加しており,現在はユーザからの問い合わせ人手で対応している.しかし,ユーザ対応には多くの時間がかかり,迅速かつ正確に対応することは困難である.そのため,サポートセンターが人手で行う作業の自動化が求められている.本論文では,ユーザの問い合わせに対して適切な回答を提案するシステムを実装した.実装にあたり,問い合わせの回答となるドキュメントを検索,スコアリングをしユーザに提示する.スコアリングではランキングアルゴリズムと共にクリック重みを利用する学習を使用した.最後に本手法の効果を評価し有用性を確認する.
著者
川口将吾 金森亮 伊藤孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2012, no.3, pp.1-6, 2012-10-17

平成 21年より低炭素社会の実現に向けて太陽光発電の余剰電力買取制度が開始された.現在では,電力会社が家庭の太陽光発電設備で作られた電気の余剰電力を買い取る場合,その価格は法令で定められる条件により設定される.しかし,本論文では電力会社が動的に電力の売買価格を変動させる事を想定したエージェントシミュレーションを行い,買取価格の変動を分析し,買取価格が変動する場合の影響を明らかにする.
著者
DeyueDeng 大塚孝信 伊藤孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2013-ICS-171, no.2, pp.1-8, 2013-03-11

近年行われた情報フィルタリングの研究では,共起情報を導入し,フィルタリングの性能を上げるには,学習データが大規模となることで,膨大となる処理時間への対応が課題となっている.したがって,共起の単語数を増加させた場合,爆発的なデータ数となる共起を高速に処理する方法を考えることが必要である.ストレージの容量的問題もあるが,データの処理,プログラムとデータベース間協調の効率を向上することが重要となる.また,共起の増加に伴いノイズも増加するので,処理性能に支障をきたす可能性もある.本研究では既存手法では構築困難な大規模な共起データを本扱う手法を提案する.提案手法では,並列処理を用いて,実用的範囲で許容できる時間内学習過程や判定過程を実行できるフィルタリングを実装できる.
著者
福田 直樹 伊藤 孝行
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D, 情報・システム (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.90, no.9, pp.2324-2335, 2007-09-01
被引用文献数
5

本論文では,10,000〜100,000を超えるような多数の入札がある組合せオークションに対して,勝者決定の近似解法を提案し,その特性を評価する.提案アルゴリズムでは,従来手法のLehmannアルゴリズムにおける入札ソート順位の決定因子に着目し,更に山登り法及びシミュレーテッドアニーリング(SA)による解の洗練を行うことで,安定して高い最適性を持った解を得る.入札数が1000程度の場合に,本提案手法では最適解に対して平均して0.997程度の総落札額が得られる解を見つけられることを示す.更に,従来の最適解探索手法と比較して十分に高速に動作し,10,000を超える入札数をもつオークションに対して数秒(入札数10,000)から数分程度(入札数100,000)の実用的な時間で計算が行えることを示す.本近似解法の限界点の一つとして,本近似解法を用いた組合せオークションが一般には真実申告最良とはならないことを,Monotonicityという条件が成り立たないことから示す.一方で,真実申告最良とはならないものの,本近似解法の一部では,解探索の過程におけるランダム性を排除し順序性を保存することで,近似解に対して特定の好ましい性質を満たすことを示す.
著者
奥原 俊 大塚 孝信 吉村 卓也 奥村 命 橋本 創 田中 雅章 伊藤 孝行
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構 一般社団法人 情報科学技術協会
巻号頁・発行日
pp.103-107, 2012 (Released:2012-10-09)
参考文献数
8

本論文は協調学習のグループ形成を支援するシステムを実装し,その評価を行った.協調学習の背景および CSCL の先行研究から協調学習の課題を述べた.その課題が解決できる手法として,グループ形成の最適化を支援するシステムを提案し実装した.次に実装したシステムの概要,システムの流れ,システムの活用方法を示した.実証実験により,一斉学習,グループ学習,協調学習の授業形態およびグループ形成の違いを比較した.3つのケースの教師への質問・生徒間の質問と課題の評価点・標準偏差から,学習効果を比較・評価し本システムの有効性を示した.
著者
伊美 裕麻 伊藤 孝行 伊藤 孝紀 秀島 栄三
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

SNS等の広がりにより,大規模な人数での意見の共有は可能だが,整理,集約を支援する仕組みは実現されていない.特に,都市計画等の分野において,数百人レベルの意見集約システムの実現に期待が高まっている.本研究では,多人数による意見集約支援システムCOLLAGREEを開発する.さらに,意見集約を担うファシリテータ支援機構の導入を検討する.本論文では,社会実験とその結果を示し,本システムの有効性を示す.
著者
大塚 孝信 森 顕之 伊藤 孝行
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
JSAI大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.4J15in, 2014

<p>近年,食用に安定した供給が必要である魚類や,観賞用として価値の高い生体の繁殖や飼育が広く行われている.しかし,安定した飼育や完全養殖を行うには専門知識と大きな手間が必要である.また,飼育当初は水質が安定していても,生態環境の変化により飼育個体全滅などの事例もあり,飼育データの共有が重要である.本研究では,各種センサ情報に基づき,飼育難易度の高い生体に適した飼育データを共有するシステムを試作した.</p>
著者
新美 真 伊藤 孝行
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.56, no.10, pp.1959-1967, 2015-10-15

本研究では,多腕バンディット問題を拡張した予算制限多腕バンディット問題を取り扱う.多腕バンディット問題とは,複数台あるスロットマシンをプレイするギャンブラを模した問題である.予算制限多腕バンディット問題は多腕バンディット問題の拡張の1つで,コストと予算による制約が存在する.既存の予算制限多腕バンディット問題では静的な報酬確率分布のみを仮定しており,動的な報酬確率分布については想定していない.本研究では予算制限多腕バンディット問題および予算制限バンディットアルゴリズムを拡張し,動的な報酬確率分布を想定する.予算制限多腕バンディット問題の拡張にともない,既存の予算制限バンディットアルゴリズムを拡張したD-KUBEおよびSW-KUBEを提案する.動的な報酬確率分布による問題空間を設定し,既存手法であるKUBEと提案手法であるD-KUBEおよびSW-KUBEとの比較実験を行う.実験結果から動的な報酬確率分布において,提案手法であるD-KUBEおよびSW-KUBEは既存手法であるKUBEと比較して改善されることを確認する.
著者
川口将吾 金森亮 伊藤孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.15, pp.1-9, 2013-03-11

本論文ではコミュニティに基づくマルチエージェント電力マネージメントモデルを提案する.提案したモデルではコミュニティを複数の家庭で形成し,コミュニティの単位で大型蓄電池を運用する.また、本論文では,家庭の太陽光発電や蓄電池について,エージェントに基づく電力マネジメントモデルを提案する.本論文で提案した家庭の電力マネジメントモデルの特徴は,日本の現実的な電力消費データ及び気象データ用い,再生可能エネルギーである太陽光発電の不安定さを考慮したマネジメントを行う点である.そして本論文では,マルチエージェントによる電力売買シミュレーションを行い,太陽光発電や蓄電池の導入とエージェントによるマネジメントの影響,コミュニティに基づく電力マネージメントモデルによる影響及びコミュニティの戦略による影響を評価する.評価実験では,提案手法であるコミュニティに基づくマルチエージェント電力マネージメントモデルの導入によるピークカット,停電時のバックアップ対策及び社会全体のコストに関して評価を行う.
著者
伊藤 孝行 大栗 和久
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.12, pp.2792-2804, 2004-12-15
参考文献数
15
被引用文献数
2

コンピュータ関連技術の進歩による作業の非同期化,作業環境の分散化,勤務形態の変化にともない,組織のメンバの状況をリアルタイムに知ることが重要になっている.組織内の位置情報をメンバ間で共有することができれば,相手の状況を配慮したコミュニケーションやコラボレーションの方法を動的に選択することが可能となり,組織活動をより効果的に支援できる.一般的に,位置情報取得技術には,状況によっては位置検出ができないという問題点がある.また,より正確な検出と,そのコストにはトレードオフが存在する.本研究で用いた位置検出システムEIRIS も,同様に利用状況によっては位置検出できないという問題点をかかえていた.本研究ではEIRIS により取得した位置情報とともに,状況に応じて位置検出システムの過去の情報から構築した確率ネットワーク,経験的ルール,スケジュール,書き置き情報を基にした推定による情報を表示する位置情報システムを実現した.位置情報システムでは位置検出が困難な際にも連続的に位置情報を提示することを可能としている.また本研究では,メンバの行動傾向の取得が比較的容易な組織として,大学院の研究室を対象とした.本位置情報システムを7 名から構成される研究グループにて試用し,実験を行った.実験では,各メンバの位置情報を共有することによる利用者の影響と推定情報の精度についての2 つを主な評価項目として行い,実験結果を基に評価・分析することにより位置情報システムの有用性を示す.In this paper, we present an implementation of a real-time position inference system for a research group. In a research group, knowing the other members' presence, predicting visitors, and holding real-time meetings are time-consuming but important tasks in everyday life. Thus, in this system, we realize a prediction mechanism for group members and visitors. We also develop a support mechanism for holding real-time meetings. In order to implement a real-time position inference system, we need to detect location information of group members. In our school building, EIRIS (ELPAS InfraRed Identification and Search System) has been installed, and we utilize EIRIS to detect members' positions. However, there exists a trade-off between the value and cost of detecting exact positions. Thus, we first try to complement EIRIS's detection ability by employing a stochastic method, probabilistic reasoning, and heuristic rules. Then, we implement a visitor prediction mechanism and a real-time meeting support mechanism. Our experiments demonstrate that our position inference mechanism is more effective than a simple prediction mechanism that employs only stochastic data. According to questionnaires, we could confirm the effect of our system. Furthermore, we discuss on privacy issues that are important in planning positioning system for people.
著者
福島 大地 伊藤 孝紀 西田 智裕 深町 駿平 松岡 弘樹 仙石 晃久 大塚 孝信 伊藤 孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS) (ISSN:2188885X)
巻号頁・発行日
vol.2016-ICS-185, no.8, pp.1-8, 2016-12-06

住民参加によるまちづくりにおいて,公聴会や説明会などに加えてワークショップ (以下 WS) が増えている.まちづくり WS の手法として,従来からの対面式 WS と,我々が提案してきた大規模合意形成支援システムを用いた非対面式 WS がある.対面式 WS は,情報入手や理解を支援するが,時間 ・ 場所の制約という課題がある.非対面式 WS は,時間 ・ 場所の制約を解決できるが,情報入手や理解に課題がある.そこで本研究では,まちづくり WS において,対面式 WS と非対面式 WS の組み合わせた手法を提案する.提案手法による合意形成への有効性を検証することを目的とする.提案手法の有効性は,社会実験により検証する.社会実験では,地権者,住民などに加え学生も参加して,対面式 WS の後に非対面式 WS を行う.それぞれの WS における議論データの分析および参加者へのアンケート調査を行い,提案手法の有効性および課題点を把握する.
著者
西田 智裕 伊藤 孝紀 福島 大地 深町 駿平 松岡 弘樹 仙石 晃久 大塚 孝信 伊藤 孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS) (ISSN:2188885X)
巻号頁・発行日
vol.2016-ICS-185, no.9, pp.1-7, 2016-12-06

住民参加によるまちづくりの法制化に伴い,まちづくりワークショップが増えている.まちづくりワークショップは,毎週 ・ 毎月など期間を空け,連続して実施すること (連続ワークショップ) がある.一方,ワークショップの間での日常生活において,議論に対する意見が出てくることがある.この意見をワークショップの議論へ反映することは難しい.そこで本研究では,対面式のまちづくり連続ワークショップの間に,合意形成支援システムを用いた非対面式ワークショップを行う手法を提案する.提案手法による合意形成への効果や課題を検証することを目的とする.提案手法の効果は,社会実験により検証する.社会実験では,地権者,住民などに加え学生も参加した連続ワークショップを行う.まちづくり連続ワークショップの間に,合意形成支援システムによる議論を行う.まちづくり連続ワークショップと合意形成支援システムにおける議論データの分析および参加者へのアンケート調査を行い,提案手法の効果および課題点を把握する.
著者
岩間 雄太 伊藤 孝行 佐藤 元紀 森 顕之 鳥居 義高
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

企業サービスの多様化によりユーザからのサポートセンターへの問い合わせが増加している.ユーザ対応に時間がかかり,迅速かつ正確に対応することは困難であり,サポートセンターが人手で行う作業の自動化が求められている.本論文では,文書間の参照構造を利用するアルゴリズムを利用し,ユーザの質問に対して精度の高い回答を提示するシステムを実装する.また,本システム有用性を既存システムと比較して評価する.
著者
白松 俊 池田 雄斗 後藤 誉昌 成瀬 雅人 伊藤 孝行
雑誌
研究報告知能システム(ICS) (ISSN:2188885X)
巻号頁・発行日
vol.2016-ICS-185, no.12, pp.1-7, 2016-12-06

大規模な合意形成やオープンガバメントを実現する上で,Web 上での議論は大きな可能性を秘めている.しかし,多数の参加者による議論内容を把握することは困難であり,未だ技術的な課題は多い.本研究では特に,多数の参加者が Web 上で議論する際,混乱することなく合意形成に至るために必要なファシリテーション機構の自動化を目指す.具体的には,(1) Web 議論システム COLLAGREE を用いた社会実験により収集した議論コーパスを分析し,ファシリテータエージェントの発話生成機構が満たすべき要件を検討する.また,(2) 共創的に市民が協働するプロジェクトを想定し,プロジェクトファシリテーションの観点から満たすべき要件を検討する.さらに,(3) 議会の議事録等を Web 議論の材料として用いる上で,満たすべき要件を検討する.
著者
安藤哲志 藤井雄太郎 川口将吾 伊藤孝行
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.347-348, 2011-03-02

近年,掲示板やブログといったユーザーが自由に投稿できるWebサイトが増加している.ユーザーが自由に投稿可能なWebサイトでは,未成年に有害な投稿がされることがあり問題となっている.多くのWebサイトでは,有害な記事が投稿されたのちに,人手の確認によって対応を行っている.しかし,人手による対応では運営コストが大きくなってしまう問題がある.本稿では,有害な投稿記事を自動的に判定する手法の提案を行う.本稿での提案手法は,有害な文書である負例と有害では無い文書である正例から,共起情報を抽出した辞書を作成し,判定に用いる.
著者
早川 知道 伊美 裕麻 伊藤 孝行
出版者
公益社団法人 日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会論文誌 (ISSN:13422618)
巻号頁・発行日
vol.66, no.4, pp.317-326, 2016

日本のOpenStreetMap(OSM) は活発な活動により多くの成果物が作成されているが, 持続可能なコミュニティとなり多くの社会活動に成果物を活用するためには, 様々な課題がある. 本稿では, 日本のOSMの現状分析を行い, 今後の課題を明確にし, 日本のコミュニティに問題提起するための検証をした. 最初に, 成果物数と貢献者数について日本とOSM先進地域で比較調査分析し, 日本のOSMの現状と課題を明確にした. 次に, OSMの品質の要素である, 成果物の粒度について調査した. 調査の結果, 貢献者をいかに定着させるか, さらには, 新たな貢献者をいかに増やすのか, が日本のOSMコミュニティの課題となった.
著者
西川 智佳 伊藤 孝行 永井 明彦 丸山 智美
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

今日,投稿型レシピサイトが普及しているが,これらは詳細な栄養量情報が記載されていないことが多い.よって,ユーザは自身で栄養を考慮しなければいけない.そこで,ユーザの身体情報やアレルギー食材を元に,様々な栄養素を考慮した献立表推薦システムを提案する.また,ユーザは実際に食べる食品を入力でき,その食品のエネルギー量を元に献立表が再調整される.また,栄養士の評価を受け,本システムの妥当性を確認した.