- 著者
-
平野 和弘
- 出版者
- 東洋大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2005
科研費補助金の助成を受ける以前からのものも含めて30名の群馬の小・中・高の教師の公開インタビューを実施し、参加者が10名に満たない時もあったが、多い時は50名を超える一般市民も含めた参加者たちと共に、「語り」を触媒とする地域における意味生成の実験的空間を創出・維持してきている。その貴重な記録は、「戦後教育史学習会ニュース」というかたちで学習会を支える会員たちに郵送され、さらにそれを製本した「年報戦後教育史を学ぶ」も3冊が刊行済みで、4冊目もすでに編集を終え、印刷・製本を待つばかりになっている。2009年3月にはシンポジウム「日本の教師の歩んできた道」を開催し、北海道における「教師の学校」の実践・研究との交流を通じて、教師のライフヒストリーの語り・聞き取りの研究的実践の現段階における成果と課題を確認した。