- 著者
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吉岡 基
幸島 司郎
天野 雅男
天野 雅男
荒井 一利
内田 詮三
大谷 誠司
小木 万布
酒井 麻衣
白木原 美紀
関口 雄祐
早野 あづさ
森 恭一
森阪 匡通
- 出版者
- 三重大学
- 雑誌
- 基盤研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2007
ミナミハンドウイルカの保全のために必要な基礎情報を得るため,分布や移動経路の把握,地域個体群間の関係に関する検討,行動解析,繁殖生理値の収集を行った.その結果,(1)伊豆鳥島周辺に本種が分布し,その個体群は小笠原や御蔵島の個体群との間に関係を有すること,(2)奄美大島での調査により,本種が同島周辺を生活圏とすること,(3)御蔵島個体群の社会行動の分析から,その頻度が性や成長段階によって異なること,(4)飼育個体の性ホルモン分析から,オスの精子形成は春~秋により活発になることなどが明らかになった.