著者
明治大学 中林真理子ゼミナール
出版者
公益財団法人 損害保険事業総合研究所
雑誌
損害保険研究 (ISSN:02876337)
巻号頁・発行日
vol.78, no.2, pp.233-247, 2016 (Released:2019-04-05)
参考文献数
7

近年,日本ではテレマティクス保険が注目を集めている。テレマティクス保険は保険料算出に運転技術や走行距離を用いることで,現状の自動車保険よりもさらに個々の運転者の事故リスクに見合った保険料の設定が可能となると考えられる。この保険が日本の自動車保険制度に加わった際には,有用性のあるものとなり得るのかについて,警察庁による事故統計や,実際にテレマティクス機器を用いた走行実験を基に検証した。そしてリスク細分型保険の是非と今後の技術的な発展可能性について考察した結果,テレマティクス機器の更なる発展的な活用に期待は持てないものの,統計をさらに多く取り,多くのデータを用いて妥当性のある制度設計を検討していくことは,自動車保険のより精緻化された制度設計の前提条件となるだろうという結論を得た。
著者
吉田 如子 Naoko Yoshida 明治大学客員
雑誌
社会安全・警察学 = Criminal justice and policing (ISSN:21885680)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-16, 2015-12

はじめに1.警察と警察活動――Islington Crime Survey でほぼ決着した理念論争2.正統性追求、警察官職業文化と女性警察官3.日比女性警察官調査から窺えること――英米の経験的研究を踏まえて結びにかえて
著者
明治大学図書館 編
出版者
明治大学図書館
巻号頁・発行日
vol.昭和11年3月末現在, 1936