著者
坂場 潔 木村 登次
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 19 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.281-282, 1995 (Released:2018-05-16)
参考文献数
3

コンピュータをはじめとする情報処理学習においては情報処理での活動や課題及び学習目標を有効に達成する目的で、学習者の基礎能力特性を適切に把握し、学習者にとって必要な能力を適宜発達させながらの学習を進める必要がある。本研究は情報処理基礎能力の抽出と平行し、基礎能力上の学習者特性を解明しようとするものである。今回は、基礎能力上での男女差を分析し、その結果、演算力や図及びパターンや数値データを用いての理解力では女子の方が優れており、数論理や論理文での論理的な推論力では男子の方が優位であるというような結論が得られた。また、これらの能力間での関連性に関する男女の相違を実証することで、学習者特性としてのプロフィールの構成を試みた。
著者
木村 登
出版者
大道学館出版部
雑誌
臨牀と研究 (ISSN:00214965)
巻号頁・発行日
vol.53, no.7, pp.p2093-2097, 1976-07
著者
木村 栄一 斧田 太公望 宮原 光夫 金沢 知博 新谷 博一 水野 康 早瀬 正二 高安 正夫 戸山 靖一 木村 登 奥村 英正
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.6, no.3, pp.347-358, 1974

新しく開発された抗不整脈薬prajmalium(propylajmaline)の経口投与による効果を,群問比較による二重盲検法を用いてajmalineおよびinactiveplacebo のそれと比較した.1分間数個以上の期外収縮を有する78例に上記薬剤を1週間投与し,来院時における期外収縮数の減少度を目標として,3薬間の比較を行なったが,有意の差はえられなかった.しかし分析の結果,1分間10個以上の期外収縮を有する例を対象とするならば,prajmaliumがajmalineおよびinactiveplaceboより有効だという成績がえられるであろうとの推定がなされた.一方,主治医の評価による総合判断を用いた時には,3群間に有意の差のあること,さらにprajごnaliumがi捻activeplac¢boより有意の差をもってすぐれていることが知られた.また多変量解析により分析を行なうに,期外収縮数の消艮,心拍不整感およびめまいが主治医の総合判断に強く影響していることが知られた.なお,本剤は発作性心頻拍や発作性心房細動の予防にも有効であることが期待されるが,症例数が少ないため参考データとするに止めた.本剤の副作用として最も重大なのは肝機能障害の発生であるが,分析の結果,心胸比の大きな例でS-GOTの上昇をきたしやすいことがわかった,したがって心臓の大きなもの,始めからS-GOTや3GPTの高いものには,投薬にさいし注意することが必要である.