著者
濱田 幾太郎 杉野 修
出版者
公益社団法人 日本表面科学会
雑誌
表面科学 (ISSN:03885321)
巻号頁・発行日
vol.34, no.12, pp.638-643, 2013-12-10 (Released:2013-12-19)
参考文献数
38
被引用文献数
1 1

We describe our modeling of the electrode/electrolyte interfaces and our simulations of electrochemical reactions (electrode reactions) performed to gain molecular scale understanding of the electrode reactions. Here we focus on our recent first principles molecular dynamics simulations on the hydrogen evolution reaction at a water/platinum interface. We also discuss how to improve the present level of modeling to finally realize the comprehensive and accurate simulation.
著者
笠松 秀輔 杉野 修 植村 渉
出版者
東京大学
雑誌
研究活動スタート支援
巻号頁・発行日
2013-08-30

第一原理計算とは、量子力学の原理をもとに、コンピュータ上で物質の振る舞いを再現するための計算手法の総称である。第一原理計算による「コンピュータ実験」を利用することで、物質・材料開発を加速することができると期待されている。実際には、量子力学の原理をそのまま用いようとすると計算量が世界最速のスーパーコンピュータ上でも扱えないほどに大きくなってしまうので、様々な近似手法が用いられるが、多くの場合で十分な精度で計算できていないのが現状である。そこで本研究では、データ解析の分野で着目されている「テンソル分解」を援用することで、高精度かつ適用範囲の広い第一原理計算手法を目指した開発を行った。
著者
大谷 実 杉野 修 森川 良忠 館山 佳尚 濱田 幾太郎 浜田 幾太郎
出版者
独立行政法人産業技術総合研究所
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

第一原理分子動力学シミュレーション手法を用いて,電気化学反応のシミュレーションを行った.固液界面における電子移動反応・界面構造の変化・吸着状態の変化など,電圧を印加した界面に特有な物理が多数明らかになった.