1 0 0 0 OA 養豚新書

著者
村上要信 著
出版者
平野師応
巻号頁・発行日
1888
著者
矢部 光一 村上 要一 西田 里織 関口 正保 古濱 和久 御領 政信 岡田 幸助
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.63, no.8, pp.867-872, 2001-08-25
被引用文献数
1 14 11

ニューキノロン系抗菌剤ofloxacinの5, 10および20mg/kg/dayを雄の3ヵ月齢の幼若犬に8日間反復経口投与し, 関節症誘発に対する無影響量と血清および関節軟骨内濃度を調べた. 肉眼的に, 上腕骨および大腿骨関節軟骨に水疱形成を特徴とした関節症が10および20mg/kg/day投与群でみられた. しかし, 5mg/kg/day投与群ではこれらの変化は全く認められなかった. 病理組織学的には, 水疱は関節軟骨中間層の空洞として認められ, 空洞周囲では軟骨細胞の壊死, それに引き続き軟骨細胞のクラスター形成が観察された. 薬物動態解析では, 最高血清中濃度(C_<max>)および血清中濃度下面積(AUC_<0-24>)が用量依存的に増加したが, これらは単回および反復投与時には明らかな差異は認められず, 薬剤の蓄積性がないことが示唆された. なお, 最終投与2時間後におけるofloxacinの関節軟骨内濃度は血清中濃度の1.8 (day 2)から2.0 (day 8)倍の値を示した. 以上の結果より, 本実験条件下では, 幼若犬におけるofloxacinの8日間反復経口投了時の関節症誘発に対する無影響量は5mg/kg/dayであり, そのC_<max>, AUC_<0-24>および関節軟骨内濃度はそれぞれ3.4μg/ml, 35.1μg・hr/mlおよび7.0μg/gであった. したがって, 血清中ofloxacin濃度より関節症の発現が予測できると考えられた.
著者
村上要信 著
出版者
有隣堂
巻号頁・発行日
1900
著者
横山 有紀 田島 清司 深水 康寛 柿川 宏 村上 要 内山 長司 小園 凱夫
出版者
一般社団法人日本歯科理工学会
雑誌
歯科材料・器械 (ISSN:02865858)
巻号頁・発行日
vol.11, no.6, pp.1006-1012, 1992-11-25
被引用文献数
15 1

生体への安全性から, 当講座では純TiおよびTi-6Al-4V合金の既製ポストとしての適応性を検討しており, 第1報では機械的性質においてTi-6Al-4V合金がNi-Cr合金, 18-8ステンレス鋼ならびに純Tiよりも優れた金属材料であること, 第2報では, 24時間の細胞毒性試験により純Ti, Ti-6Al-4V合金の成分金属は溶出せず細胞に毒性を示さないことを明らかにした.本報ではさらに長期間での細胞増殖への影響を調べた.Ni-Cr合金および18-8ステンレス鋼既製ポストでは, Ag合金を鋳接することによって細胞増殖を顕著に抑制しており, これはポストからの成分元素の溶出が促進されていたことに基因していた.一方, 純Ti, Ti-6Al-4V合金ポストでもAg合金を鋳接した場合は細胞増殖を抑制していたが, 純TiポストからのTiの溶出は全くみられず, Ti-6Al-4V合金ポストからはわずかなAlの溶出だけであり, 細胞に及ぼした増殖抑制傾向はAg合金によるものであった.これらのポストは1カ月でも毒性を最小限に抑えられる生体適合性に優れた金属材料であることがわかった.