著者
上野 貴弘 森 慎太郎 大橋 正良
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.129-130, 2019-02-28

情報化社会の発展によって,携帯電話,PCなどのメディアデバイスが広く行き渡っている.それに伴い, twitterやLINE等ソーシャルメディアを利用して誹謗中傷が行われるなど,メディアリテラシーの問題が発生している. 本研究ではソーシャルメディアにおける書き込みをもとに,嫉妬感情の表現の検出を試みる.提案方式は,あらかじめ嫉妬感情だと判断した言葉を設定し,Pythonを用いてソーシャルメディアの書き込みから抽出するものである。抽出データから書き込みが嫉妬感情に基づいているか,その妥当性を判定する.
著者
海鋒 有希子 八木 麻衣子 石山 大介 渡邉 紗都 赤尾 圭吾 桑村 雄偉 大森 慎太郎 太田 明雄
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.63, no.4, pp.172-178, 2020-04-30 (Released:2020-04-30)
参考文献数
28

糖尿病(DM)患者の筋力や筋肉の質(MQ)の低下が指摘されているが,患者背景や身体機能との関連は不明である.本研究の目的は,2型DM患者の下肢筋力および下肢MQの維持・低下に関連する因子を調査し,評価特性の違いを明らかにすることである.対象は当院入院・通院中の2型DM患者のうち,取込み基準を満たす95例(男性67例,女性28例,年齢59.0±14.4歳,罹患歴6.9±8.6年,HbA1c 8.8±2.8 %)とした.下肢筋力及びMQ各々について,維持群と低下群における基本属性・体組成・身体機能を比較し,さらにロジスティック回帰分析にて,維持・低下の関連要因を検討した.下肢筋力には体脂肪率が,下肢MQには10 m最大歩行速度が,それぞれの維持・低下に独立して影響していた.2型DM患者ではMQの方が,年齢や体格の影響を受けにくく,歩行能力を鋭敏に反映する指標であることが示唆された.