著者
森下 修次
出版者
新潟大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2005

佐渡市春日地区の祭礼「鬼太鼓」において地元の奏者と在米日系人IV世の演奏を録音し,ProTools によりIOI の計測を行った。その結果、付点音符(例えば〓など)に相当するリズムの比の値が地元の奏者は3.3:1、在米日系人は3.6:1 であった。このことは地元の奏者に比べて在米日系人が長い音符はより長く,短い音符はより短く演奏する傾向が示唆されるものと考えられる。また、同じ曲において日本語で歌われる場合と英語で歌われる場合はどのようにリズムが変化するのかを市販のCD を用いて分析した。その結果英語の方が長短を強めてうたう傾向があることが分かった。これは英語をはじめとした外国語は発音される音に長短が混合するシラブル構造だが、日本語はモーラ構造、すなわち母音と子音を一まとまりとする音が、等拍で発音されることによる影響が考えられる。
著者
高須 一 福井 一 森下 修次
出版者
日本音楽教育学会
雑誌
音楽教育学 (ISSN:02896907)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.89-94, 2013 (Released:2017-03-31)
参考文献数
3
被引用文献数
3
著者
伊野 義博 松浦 良治 森下 修次 Ino Yoshihiro Matsuura Yoshiharu Morishita Shuji
出版者
新潟大学教育人間科学部附属教育実践総合センター
雑誌
教育実践総合研究
巻号頁・発行日
vol.1, pp.31-46, 2002

学校の音楽授業における地域の音楽の教材化について、新潟市内野地区における祭囃子のうち先太鼓の調査及びそれを元にした教材化について考察および提案を行った。内野の先太鼓は非常に変化に富んだ有意義なものであることが分かった。その先太鼓の音楽を学校現場で取り入れやすいよう、教材化の提案を行った。