著者
稲垣 卓弥 阿部 和広 山崎 謙介 横川 耕二
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.15, pp.57-63, 2009-02-20
被引用文献数
2

近年,Squeak eToys は論理的な思考と問題解決能力を育むことを目的とした教育に用いられてきた子どもが直感的にプログラミングを学ぶことができる Squeak eToys は,多くのワークショップや教育現場などで利用され,全国的な広がりを見せている。しかし, Squeak eToys を学校教育の救科の単元に導入するには教員にもある程度のプログラミング技術が要求される.そこで,本研究ではスクリプティング不要で簡単に作れる 「教具」 としての Squeak eToys の使い方を提案する.In recent years, Squeak eToys has been used for education aimed at bringing up logical thinking skill and problem solving. The Squeak eToys by which children can learn program ming is used in many workshops of educational fields. It requires, however, school teacher programming skills to introduce Squeak eToys into subject of the school education. In this paper, we suggest the Squeak eToys as a teaching tool may give a more effective environment than ever.
著者
堀江 政広 横川 耕二 須永 剛司
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第54回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.P16, 2007 (Released:2007-06-09)

高度な専門性をもつソフトウェア技術者等の不足が問題視されている。その不足という状況は、エンジニアだけでなく、ソフトウェア開発に関わるデザイナーにも当てはまる。それを解決するための手段のひとつとして、エンジニアと協調しソフトウェア開発を行えるデザイナーの育成が有効であると考えた。 本稿では、「グループ活動提示ツール」のプロトタイプ・ソフトウェア開発を事例に、「エクストリーム・プログラミング(XP)」というコーディングを中心的活動とする開発手法の実践を報告する。そして6週間(1.5人月)という短期間で行われたエンジニアとデザイナーとの協調について述べる。
著者
横川 耕二 須永 剛司
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第57回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.A11, 2010 (Released:2010-06-15)

絵を描いたり文章を書いたりする表現活動は人々の生活を豊かにする。この表現活動はそれを行う人々が自らの心の中に抱く思いを他者へ対して具現化する複雑で繊細な活動である。表現活動のための道具や場は自由と制約の慎重な設計によって人々の表現したい気持ちや能力を引き出すことが求められる。本稿では市民の表現活動のための道具「Zuzie」を開発する過程で得られたデザインの知見をデザイン論として明らかにしたい。