17 0 0 0 OA 軍事と科学

著者
池内 了
出版者
公益財団法人 日本学術協力財団
雑誌
学術の動向 (ISSN:13423363)
巻号頁・発行日
vol.22, no.7, pp.7_40-7_46, 2017-07-01 (Released:2017-11-03)
著者
池内 了 Satoru IKEUCHI
出版者
総合研究大学院大学 学融合推進センター
雑誌
科学と社会2010
巻号頁・発行日
pp.579-593, 2011-03-31

第Ⅳ部 科学・技術と社会2009 第8章 科学・技術と社会(8)
著者
池内 了
出版者
The Philosophy of Science Society, Japan
雑誌
科学哲学 (ISSN:02893428)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.2_19-2_31, 2010 (Released:2011-04-01)

There are many uncertainties in the knowledge of modern sciences, especially the sciences of complex systems. Here, in the first I discuss the pseudo-sciences and indicate the pseudo-scientific tides due to the uncertainties of complex systems, whose origins are made clear such as chaos, self-organization, butterfly effect, and so on. The uncertainties are intrinsic in complex systems. In the next, I present the possible role of scientific communication, especially stressing how the scientific communicators overcome the uncertainties of sciences. This will become a fatal point of scientific communication. Finally, I add the possible cooperation between the natural and social scientists.
著者
池内 了 杉山 直 海部 宣男 土居 守 福島 登志夫 長谷川 哲夫
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

アジア・太平洋地域(オセアニア、南北アメリカも含む)における天文学研究は、多くの先進的観測装置を有する国から観測装置が未整備な国まで、さまざまな研究環境条件にある。そこで、国際天文学連合(IAU)が主催して、これらの諸国の天文学研究者が一堂に集まり、最前線の研究成果を交流しつつ、若手研究者の育成、共同研究の推進と相互援助、天文学普及のための活動、などについて情報交換を行う「IAUアジア・太平洋地区会議(略称APRM)」を開催してきた。本研究課題は、2002年7月2日から5日まで東京の一橋記念講堂で開催された、第8回APRMの準備費用・会議運営経費・報告集発行経費を賄うことによって会議の成功に寄与したものである。会議には、総計462人が参加し、うち148人は23カ国からの外国人研究者であった。会議は、全体会議行われた(1)大型観測装置、(2)大規模サーベイ、(3)太陽系外惑星、(4)天文学教育の4つのセッションと、(5)星・惑星系形成、(6)星・太陽活動、(7)高エネルギー天文学、(8)活動的銀河核、(9)重カレンズ、(10)系外銀河・宇宙論の6つのセッションが分科会で行われ、約30の招待講演、約100の口頭発表、約320のポスター発表があった。加えて、(11)情報交換のためのネットワーク形成と研究雑誌の発行、(12)今後の地域集会の予定、の2つのビジネス・セッションを持ち、アジア・太平洋地域における天文学研究のよりいっそうの発展のための討論を行った。会議の報告集として、全体会議については太平洋天文学会(ASP)の国際会議録シリーズ、分科会およびポスター論文は日本天文学会(ASJ)の国際会議録として出版した。なお、最終日の翌日の6日には4つのサテライト集会が持たれ、これにも多数の研究者が参加した。
著者
池内 了
出版者
名古屋大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2002

研究の3つの柱として、(a)星密度の高い星団におけるスターバースト現象、(b)スターバースト後の恒星レムナントの重力相互作用による中間質量ブラックホール(IMBH)の形成、(c)IMBH間の重力相互作用による超巨大質量ブラックホール(SMBH)への成長、を考えてきた。これら3つの段階は、それぞれ独立した項目として切り離して進めることができる。まず、(a)の段階では、スターバースト現象において、どのような恒星レムナントが残されるかを検討した。通常の質量関数ではブラックホールや中性子星のレムナントは少なすぎるので、フラットな質量関数を仮定しなければならないことが判明した。続く(b)の段階では、恒星レムナントを観測されている星の分布と同じ空間分布を仮定し、通常のガウス型の速度分布とすると、レムナント系は遠隔2体重力相互作用でコア・ハーロー型構造へ進化する。やがて、3体衝突が効き始めて高密度レムナント団となるが、問題は、それ以後断熱的となるために収縮が極端に遅くなり100億年の間にIMBHへと進化しないことである。そこで、ガスが共存していると仮定し、ガスの粘性効果を取り入れ、また超音速で運動するレムナントによる衝撃波の形成とその散逸効果を考慮したが、十分な冷却効果にはならず、半径10pcの球内に10万太陽質量が集積する程度となった。(c)の段階では、重力相互作用によって100億年の間でSMBHになりうる条件を求めたところ、半径1pcの球内に100万太陽質量が集積することが必要と結論が得られた。とすると、(b)の段階で得られた高密度レムナント団とは、4桁の差があり、このギャップを埋めることができなかった。従って、(b)から(c)に至るプロセスで、ここでは考えなかった新しい物理過程を想定しなければならず、この研究は今後の研究への指標となると考えている。
著者
池内 了
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.248-251, 1996

1 0 0 0 OA 科学の変容

著者
池内 了 Satoru IKEUCHI
出版者
総合研究大学院大学
雑誌
科学と社会2010
巻号頁・発行日
pp.547-561, 2011-03-31

第Ⅳ部 科学・技術と社会2009 第6章 科学・技術と社会(6)
著者
池内 了
出版者
成蹊大学アジア太平洋研究センター
雑誌
アジア太平洋研究 (ISSN:09138439)
巻号頁・発行日
no.39, pp.89-100, 2014

From the impacts of 3·11 disasters, we are obliged to reflect on our ways of life with respect to the use of nuclear power. They are, for example, we are caught by Security Myth, we are insensitive to Immorality of Nuclear Age, we ignored to inquire the Social Responsibility of scientists and engineers and so on. The present civilization is based upon the modern science and technology and we were apt not to raise any queries on them. Thinking about ourselves, we must acquire the critical views to the present status of science and technology. On this point, the most important problem is so called the Trans-science Problem which denotes there are many problems which cannot be answered only by science, though they are related to science. In order to resolve these Trans-science Problem, it is necessary to deploy the philosophy, thoughts, ethics and social thinking as well as scientific considerations. Such a cooperation between human science and natural science is asked to overcome the Civilization Crisis in Japan and the World.
著者
池内 了
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.47, no.11, pp.865-872, 1992-11-05

観測された事象を基に宇宙の年齢や平均密度など, この宇宙の基本パラメータを決めようとする観測的宇宙論が急進展している. その一つの重要な目標は, 銀河というこの宇宙を構成する基本単位と, その大規模な分布がいつ形成され, どのように進化してきたかを明らかにすることである. そのためには, より遠くの, 従ってより過去の銀河を見つけ出し, 年齢順に並べてゆくことが必要である. 現在はまだ点の情報で, 全体の進化を論じうる線の情報や, 大スケールの構造を調べうる面の情報にはなっていないが, 宇宙の過去の情報が垣間見えるようになってきた. それらをまとめつつ, どのような宇宙進化のシナリオが構想されるかを考えてみよう.