著者
河村 一樹
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.49, no.7, pp.768-774, 2008-07-15
著者
中鉢 直宏 稲垣 知宏 河村 一樹
雑誌
研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:21888930)
巻号頁・発行日
vol.2022-CE-166, no.6, pp.1-7, 2022-09-24

本研究では,IPT の背景,設問作成,その実施方法について,また成績の傾向について分析を行う.特に分析では,点双列相関係数を使用して,項目難易度のほかに識別力を踏まえて設問の見直しについて例を挙げて説明し,IPT を今後,プレースメントテストとして実施する際の問題点や改善方法を提案する.
著者
河村 一樹 立田 ルミ 喜多 一
出版者
東京国際大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

情報プレースメントテスト(以下,IPTと略す)で必要となる知識・スキル体系について,10エリアすべてにおいて策定した。これによって,プレースメントテストの出題範囲とレベル度合を明らかにすることとした。その際には,情報処理学会一般情報教育委員会が策定したGEBOKとの関連についても考慮した。IPTを実施する際に,即本番とするのではなく,あらかじめ予備という形で進める(プレIPT)ことになった。そこで,プレIPTとして,エリア毎に10問作問し相互にレビューを行った。プレIPTのプラットホームとしては,Moodle,WebClass,BlackboardといったCMS,あるいは,大学独自のアンケートシステムとした。2017年4月の新学期に,科研費メンバーの本務校あるいは非常勤大学において,プレIPTを実施した。プレIPTを実施後,収集したデータをもとに大学毎に分析を行い,学会等で講演発表を行った。また,顕著となったいくつかの問題をクリアーするとともに,IPTの作問(各エリア20問ずつ)を行い,メンバーによるレビューを実施した。その上で,日経BP社により,IPTをシステム化(情報プレースメントテストシステム:IPTS)した。システム化においては,日経BP社が独自に開発したクラウドシステムあるいはMoodleのコースとして実装した。具体的には,10エリアから各5問(計50問)をランダムに抽出した上で,シャッフルして出題することとした。こうして,2018年度4月の新学期以降に,IPTを各大学で実施するための準備を終えた。
著者
河村 一樹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.52, pp.45-51, 1996-05-24
参考文献数
13
被引用文献数
1

高等教育機関では,数年前からコンピュータサイエンスの専門教育が実施されるようになっている.一方,初等・中等教育機関では,ようやくコンピュータ教育が部分的に取り入れられ,学習指導要領にもとづいた形で実施されつつある.このような状況にあって,コンピュータと教育研究会では,中等教育機関におけるコンピュータ教育をより拡充するために,『情報』という教科を設置することを検討している.本稿では,そのうちの高校における「情報科学II」という科目のもとに,コンピュータサイエンス入門教育の概要について述べることにする.この科目では,コンピュータの動作原理をコンピュータサイエンスの立場から,わかりやすく理解させることを目標にしている.そのための具体的なカリキュラム内容について提案する.At an institution of high learning, a professional education of Computer Science is enforced a few years ago. On the other hand, at an institution of elementary and secondary education, a computer education is partially enforced based on a course of study. Then, at the society of computer and education (belonged to the IPSJ), we discuss about the establishment of new subject "information", in order to an expansion of computer education at an institution of secondary education. In this paper, we describe the outline of a guide education of Computer Science, was given a name "Information Science 2" at a high-school. This subject has as an object that is the easy understanding about the action principle of a computer based Computer Science. We propose the definite curriculum.