著者
喜多 一
巻号頁・発行日
pp.1-200, 2020-02-13

Version 2020/02/13
著者
喜多 一 森村 吉貴 岡本 雅子
巻号頁・発行日
pp.1-239, 2021-10-08

本書は京都大学の全学共通科目として実施されるプログラミング演習(Python)の教科書として作成されたものです.
著者
上原哲太郎 喜多一 池田心 森幹彦
雑誌
分散システム/インターネット運用技術シンポジウム2006論文集
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.13-18, 2006-11-23

平成15年度に始まった高等学校普通科における教科「情報」を履修した学生が大学に入学しはじめている。これに伴い大学では従来の情報リテラシ教育のあり方の見直しを迫られている。そこで本学では、教科「情報」の履修状況と関連した情報リテラシ修得状況を、本学の平成18年度新入生についてアンケート調査した。その結果、高校における教科「情報」の履修実感が極めて多様であること、アプリケーション利用に関するスキルは身についているが情報セキュリティに関するリテラシが十分とは言いかねることなどが明らかになった。
著者
岡本 雅子 喜多 一
雑誌
パイデイア : 滋賀大学教育学部附属教育実践総合センター紀要 (ISSN:13408615)
巻号頁・発行日
vol.22, pp.49-53, 2014-03-24
被引用文献数
2

プログラミング学習において、初学者はまず、文法などに係る概念的な説明を読んだり、聞いたりして宣言的知識を獲得した後、サンプルプログラムを模倣するなどの基礎的演習過程(本稿では「写経型学習過程」と呼称する)を経て、実際に活用できる知識、すなわち「プログラミングスキル」を身に付けていく。本稿では、初学者に見られる学習の困難性(潜在的なつまずきの要因)を2つに類型化するとともに、これに従って、「写経型学習過程」を対象とした認知科学的アプローチについて概説し、認知科学的視点から考えうる学習方略について検討する。
著者
喜多 一 森村 吉貴 岡本 雅子
巻号頁・発行日
pp.1-260, 2023-10-17

本書は京都大学の全学共通科目として実施されるプログラミング演習(Python)の教科書として作成されたものです.
著者
岡本 雅子 村上 正行 吉川 直人 喜多 一
出版者
京都大学高等教育研究開発推進センター
雑誌
京都大学高等教育研究 (ISSN:13414836)
巻号頁・発行日
no.19, pp.47-57, 2013-12-01

This paper defines "shakyo-style learning" as the learning of computer programming by mimicking input according to sample programs, running them and ensuring their outcome. We developed shakyo-style learning material based on missteps found in the process used by novices in learning computer programming; we then evaluated it in an undergraduate computer literacy course. As a result, we found that learning material with documented in-detail work instructions for the programming process worked well among novices. Additionally, through smoothed work in learning, this learning process had strong implications for understanding the concepts in computer programming.
著者
森幹彦 平岡斉士 上田浩 喜多一 竹尾賢一 植木徹 石井良和 外村孝一郎 徳平省一
雑誌
インターネットと運用技術シンポジウム2012論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, pp.23-30, 2012-12-06

平成 15 年度に必履修科目として導入された高等学校普通教科 「情報」 を履修した学生が平成 18 年度から大学に入学してきている.これに対して,大学における情報教育も種々の対応が求められているが,そのためには新入生の状況把握が必要となっている.本稿では,平成 18 年度から京都大学で継続的に実施している情報教育についての新入生アンケートのうち平成 24 年度の結果から大学新入生の状況を分析した.その結果,高等学校における教科 「情報」 の履修状況が多様で,十分に実質化していない可能性が未だ残っていること,アプリケーションソフトウェアによってスキルの違いが見られること,情報セキュリティに関するリテラシは改善傾向にあるが不十分であること,大学における学習への希望としてレポート作成を挙げる学生が多いことなどが明らかになった.
著者
喜多 一 北村 由美 日置 尋久 酒井 博之
巻号頁・発行日
pp.1-214, 2018-12-25

Version 2018/12/25
著者
森 幹彦 上原 哲太郎 喜多 一
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21862583)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.22, pp.1-7, 2011-02-21
被引用文献数
1

平成 15 年度に始まった高等学校普通科における教科 「情報」 を履修した学生が昨年度より大学に入学しはじめている.これに伴い大学では従来の情報リテラシ教育のあり方の見直しを迫られている.そこで本学では,教科 「情報」 の履修状況と関連した情報リテラシ修得状況を,平成 18 年度より新入生についてアンケート調査している.今年度も引き続き調査を行った結果,高校における教科 「情報」 の履修の傾向が安定してきていること,教科を履修させていない高校がまだ残っていること,アプリケーション利用に関するスキルは身についているが情報セキュリティに関するリテラシが十分とは言いかねること,プログラミングを習いたいとする意欲が高いことなどが明らかになった.The new subject "Information Study" in senior high school started in 2003 fiscal year and the students who finish the subject have come to enter the universities since last year. It forces universities to reconstruct the curriculum to fit the situation. Therefore, we made questionnaire surveys of the students who entered the university in each academic year from 2006 about the learning situation of the new subject and related information literacy. According to the result of this academic year, it was clarified that taking the subject "Information Study" in senior high school stably have tendencies, there still remains some schools which do not open the subject, the students have mastered the usage skill of software applications but have not enough mastered about information security literacy, and their greediness for learning programming languages is high.
著者
森 幹彦 池田 心 上原 哲太郎 喜多 一 竹尾 賢一 植木 徹 石橋 由子 石井 良和 小澤 義明
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.51, no.10, pp.1961-1973, 2010-10-15

平成15年度に必履修科目として導入された高等学校普通教科「情報」を履修した学生が平成18年度から大学に入学してきている.これに対して,大学における情報教育も種々の対応が求められているが,そのためには新入生の状況把握が必要となっている.本論文では,平成18年度から京都大学で継続的に実施している情報教育についての新入生アンケートから大学新入生の状況の変化を調査し分析する.その結果,高等学校における教科「情報」の履修状況が多様で,十分に実質化していない可能性も残っていること,アプリケーションソフトの利用に関するスキルの向上などが見られること,情報セキュリティに関するリテラシは改善傾向にあるが不十分であること,大学における学習への希望としてプログラミングをあげる学生が多いことなどが明らかになった."Information Studies" are the new subjects for information/computer literacy which were introduced into high school as compulsory subjects from 2003. Students who took these subjects have entered in universities since 2006, and education in university has to deal with the change of students. For that, it has been necessary to know what and how much these students have knowledge, skills and practice about information/computer literacy. Since 2006, the authors have conducted questionnaire surveys of the literacy to freshmen in Kyoto University. This paper reports the results of the surveys from the view point of information/computer education. The results show the learning experience about Information Studies in high school has wide variety, and suggests Information Studies may not well implemented in some high schools. Skills to use application software are improved gradually. Literacy about information security still remains insufficient while it is also improved. Many freshmen listed computer programming as a matter that they want to learn in university.
著者
喜多 一馬 池田 耕二
出版者
奈良学園大学
雑誌
奈良学園大学紀要 = BULLETIN OF NARAGAKUEN UNIVERSITY (ISSN:2188918X)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.53-58, 2021-12-17

温泉旅行の効果に関する先行研究の多くは温泉浴の疾病に対するものであり、生活の質への効果やその因果関係を明示するものは少ない。しかし、高齢者に人気のある温泉旅行を、生活の質を向上させるためのソフトインフラとして、新たな視点から理論的に再構築する意義は大きい。日帰り温泉旅行における2つの実態調査からは、要介護高齢者には多様な楽しみ方があることや、多様な思い・感情・変化があることが示唆されている。これらを温泉旅行へ理論的に組み込むことができれば、地域リハビリテーションの新たなソフトインフラになる可能性があると考えられる。本稿では、これらの知見を通じて、温泉旅行をソフトインフラとして理論的に再構築し、多様な工夫や企画等を提案し、その可能性や課題を考察する。
著者
津田 侑 上原 哲太郎 森村 吉貴 森 幹彦 喜多 一
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会論文誌 (ISSN:13425668)
巻号頁・発行日
vol.28, no.10, pp.407-418, 2015-10-15 (Released:2016-01-19)
参考文献数
18

Consumer-generated medias (CGMs) such as weblogs, online social networks and photo-sharing services getting to be mainstream internet services. On CGMs, users generate and publish various content, and other users review them. Internet live-broadcasting (ILB) services attract attention as a novel type of CGM services for broadcasting movie and voice in real time. And wide variety of content are circulated on ILB. Evolutional CGMs have emergent nature among users. From viewpoint, the paper analyzes users' psychological factors and their behaviors on the ILBs.The authors conducted a web-based survey, and ethnographical study of two users.As the result,the authors found that the users prefer to use real-time communication tools on internet live broadcasting services which have real-time content.In addition,though broadcasters desire to be viewed by the general public,they choose several styles for advertisements of their broadcasting.

4 0 0 0 OA 創発システム

著者
北村 新三 喜多 一
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測と制御 (ISSN:04534662)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.94-99, 2001-01-10 (Released:2009-11-26)
参考文献数
27
被引用文献数
3
著者
喜多 一馬 池田 耕二
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.353-357, 2019 (Released:2019-06-25)
参考文献数
16

〔目的〕理学療法時の肯定的,否定的な声かけの言い回しの違いによる視覚的文字教示が患者の意欲に与える影響をランダム化した枠組みで明らかにすること.〔対象と方法〕対象は,入院患者 102 名(男性 31名,女性71 名,年齢 75 ± 12.3 歳)とした.紙面によるアンケートにて,トイレ,歩行,疼痛,理学療法全般,退院の5つの場面を想定し,各場面で肯定的,否定的な2つの言い回しを設定し,意欲の向上がみられるかを調査し,比較した.〔結果〕歩行を除く4つの場面において,肯定的な言い回しによって患者の意欲の向上を認めた.〔結語〕ランダム化した枠組みの調査においては,いくつかの場面で肯定的な言い回しで,患者の意欲を向上させることが示唆された.
著者
喜多 一馬 池田 耕二
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.35-38, 2017 (Released:2017-02-28)
参考文献数
12
被引用文献数
1

〔目的〕理学療法時の肯定的,否定的な声かけの言い回しが,患者の意欲の向上にどう影響するかを明らかにすること.〔対象と方法〕対象は,調査に協力を得られた入院患者37名(男性17名,女性20名,年齢69.9 ± 12.6歳)とした.紙面によるアンケートにて,トイレ,歩行,疼痛の3つの場面を想定し,各場面で肯定的および否定的な声かけの2つの言い回しを設定し,意欲の向上がみられるかを調査し比較した.〔結果〕3つの場面全てにおいて,肯定的な声かけの言い回しで患者の意欲の向上が認められ,否定的な声かけの言い回しでは意欲の向上は認められなかった.〔結語〕理学療法時の肯定的な声かけの言い回しは,患者の意欲を向上させることが示唆された.
著者
須藤 誠 喜多 一馬 田村 由馬
出版者
日本保健医療福祉連携教育学会
雑誌
日本保健医療福祉連携教育学会学術誌・保健医療福祉連携 (ISSN:18836380)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.153-163, 2021 (Released:2021-12-07)
参考文献数
24

【目的】新型コロナウイルス感染症禍(コロナ禍)の昨今,交流は厳しく制限され,教育・医療の状況は一変した。教育には専門職教育と多職種連携教育(IPE)があり,双方とも欠かせない。そこで,コロナ禍以前のIPEに関する文献レビューを通して,コロナ禍におけるIPEの課題を整理した。 【方法】医中誌を用いて「(他分野共同学習/TH or 多職種連携教育/AL) and (PT=原著論文)」で検索した(検索日:2020年8月20日)。研究デザイン別の課題について考察した。 【結果】検討対象は88件,文献研究7件,観察研究26件,介入研究4件,尺度研究3件,活動報告18件,質的研究21件,記述研究8件であった。著者は教育機関所属が多く,在学生対象の調査が主であった。 【結語】IPEは卒前教育で留まり,卒後教育にリーチできていなかった。コロナ禍では,オンラインツールを活用したIPEを学習できる場が必要である。
著者
喜多 一馬 池田 耕二
出版者
日本医療福祉情報行動科学会
雑誌
医療福祉情報行動科学研究 = Journal of Information and Behavioral Science for Health and Welfare (ISSN:21851999)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.37-44, 2020-03-25

【目的】本研究の目的は,地域リハビリテーションのソフトインフラとして温泉旅行を整備するため,温泉旅行および温泉旅行の各活動場面が要介護高齢者に与える影響を明らかにすることである。【方法】日帰り温泉旅行に参加した要介護高齢者2名を対象に,半構造化インタビューを行った。インタビューでは温泉旅行にある各活動場面の楽しみの程度と対象者や家族等の変化を調査した。【結果】A氏は入浴を含めた温泉旅行の全活動場面を楽しんでいた。また,脳卒中後10年間行くことはなかった温泉旅行に再び行こうとしており,温泉旅行の参加に対する自信を回復していた。B氏は温泉旅行の入浴以外の準備,移動を楽しんでおり,温泉旅行で新たな人間関係を構築していた。【結論】本研究では,温泉旅行にある各活動場面や温泉旅行は個々の要介護高齢者に様々な影響を及ぼすことが示唆された。その影響としては,自信の回復や人間関係の再構築を促進させることが示唆された。
著者
津田 侑 藤原 康宏 上原 哲太郎 森村 吉貴 大平 健司 森 幹彦 喜多 一
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:21862583)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.9, pp.1-8, 2011-03-10

Web サービスのユーザの傾向を調査するさい,利用ログのデータマイニングが主流である.これはユーザの行動の傾向を捉えるには有効であるが,行動の意図や意識といったユーザ心理を捉えることは困難である.そこで本研究では,定量的・定性的,両方の側面からアンケート調査や観察・インタビューといったエスノグラフィの手法を用い,インターネット生放送を中心としたユーザ行動の心理を分析する.Using data minings such as analysing logs on web-based services is in mainstream in order to survey users' trends on the services. This is efficient for analysing users' behaviors but is unefficient for analysing users' psychological factors, for example, intentions of their behaviors, decision-marking for their bihaviors on the services. In this research, the authors analyse users's psychological factors and their behaviors on the internet live-broadcasting services. The methods are a web-based survay and ethnographical methods - questionnaire, observation, and interview.