著者
川端 亮 渡邉 光一 猪瀬 優理 弓山 達也 河野 昌弘
出版者
大阪大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2015-04-01

本研究においては、私たちのグループは、UMLを用いて、宗教の体験談を図示する方法を開発した。Enterprise Architect13というソフトウェアを用いて、既に教団誌に発表された体験談や、これまでメンバーが聞き取ってきた体験談を、クラス図とステートマシン図によって示した。日本社会学会大会で、「ライフヒストリーの図式化の試み」と題して、その成果を報告した。また、学術論文としてもその成果を発表した。さらにこのUMLによる体験談の図示をもとに、宗教体験談を聞き取る項目を検討し、インタビューガイドを作成した。そのガイドに従い、インタビュー調査を実施した。
著者
渡邉 光一 岡田 正大 田中 雅子 北居 明
出版者
関東学院大学
雑誌
萌芽研究
巻号頁・発行日
2005

経営理念と企業パフォーマンスとの関係を考える上で、経営理念とその浸透・実践・実現プロセス(マネジメントプロセス)の相互作用に踏み込み、「経営理念・マネジメントプロセス・企業パフォーマンスを統合した因果関係モデル」を構築していくため、本研究では以下のような研究目的を掲げた。[1]経営理念のグループ分類とそのキーワード・該当企業の同定(経営理念の言説への数理的分析)。[2]マネジメントプロセスの測定指標及びグループ分類の同定(実務家向けアンケートの設計・分析)。[3]「経営理念とマネジメントプロセスの相互作用が企業パフォーマンスに影響を与える因果関係モデル」の解明(企業理念キーワード・アンケートデータ・財務データの総合分析)平成18年度にマネジメントプロセスの構成要素の体系化と測定指標の同定を行い、それらについて約250社の調査データを収集した。今年度は、該当する企業の経営理念のテキストデータを最新のものに更新し、それらを活用して以下の研究を進捗させた。上記[1]については、収集・検分した企業の経営理念のテキストデータを、最先端のテキストマイニング技術を活用して分析し、経営理念のグループ分類とそのキーワード及び該当する具体的企業の同定を行なった。上記[2]については、マネジメントプロセスについての調査データを説明変数とし、また財務データや測定指標のうちのモチベーション指標を被説明とした分析を行う。分析手法としては、共分散構造分析などの線形的な解析と、非線形解析の双方を実施し、理論構築におけるそれぞれのメリットとデメリットを実データに基づいて明らかにした。上記[3]については、前年度に検討した上記[1][2]のデータを統合する分析枠組みにより、「経営理念とマネジメントプロセスの相互作用が企業パフォーマンスに影響を与える因果関係モデル」の解明を行なった。