著者
木島 竜吾 渡邊 純哉 近藤 大祐
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.77, pp.7-12, 2008-06-02
被引用文献数
2

A novel notion "retro-transmissive" material as an optical element for head mounted display is introduced and discussed. Using this, so called "false image projector" is proposed. This projector does not need any screen such as the retro-reflective screen that was generally used for head mounted projection system. The fundamental operating principle of the optics is discussed both in macro-view and micro-view. The simple early prototype is developped and the result of experiments indicated the optical system works as proposed operating principle.
著者
渡邊 純一郎 藤田 真理奈 矢野 和男 金坂 秀雄 長谷川 智之
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.1470-1479, 2013-04-15

組織の生産性をいかにして向上させるかということは,リーダやマネージャにとって大きな関心事である.しかしながら,生産性向上に向けたこれまでの施策は,マネージャの経験や勘など定性的な評価に基づくものが主であった.我々は,ウェアラブルセンサを用いて物理的な人間行動を長期的に計測し,身体的な動きの度合いである活発度や対面コミュニケーションと生産性との関係を定量的に評価した.アウトバウンド型コールセンタにおいて受注率に影響を与える要因を調べた結果,休憩中の職場の活発度と受注率が相関することが分かった.両者の因果関係を明らかにするために少人数のチームごとに休憩時間を合わせる施策を行った結果,休憩中の対面コミュニケーションに起因するチームの活発度が生産性に影響することが分かった.本研究の結果は,センサにより職場の活発度を定量的に計測しマネジメントすることにより,生産性を向上させられる可能性を示唆する.
著者
渡邊 純一郎 望月有人
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.49, no.12, pp.3899-3907, 2008-12-15

さまざまな情報端末を用いて膨大な情報にアクセスすることが可能になってきているが,それらのユーザインタフェースはコンテンツの検索性という点において複雑さを増している.本研究では,複雑な操作を必要とせず所望のページにアクセスできる「本」という情報メディアに着目し,パラパラとページをめくる操作をメタファとしたブラウジングインタフェースを試作した.薄いシート状のデバイスを曲げる操作により,曲げによる弾力を手や指にフィードバックとして与えることで,実世界の本のページを自在にめくる感覚でデジタルコンテンツのブラウジングを行うことができる.このインタフェースは既存の情報端末向けのタンジブルな操作デバイスとしてだけでなく,技術開発が進んでいるフレキシブルディスプレイ向けのインタフェースとしての応用を視野に入れている.
著者
渡邊 純一郎 藤田 真理奈 矢野 和男 金坂 秀雄 長谷川 智之
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.4, pp.1470-1479, 2013-04-15

組織の生産性をいかにして向上させるかということは,リーダやマネージャにとって大きな関心事である.しかしながら,生産性向上に向けたこれまでの施策は,マネージャの経験や勘など定性的な評価に基づくものが主であった.我々は,ウェアラブルセンサを用いて物理的な人間行動を長期的に計測し,身体的な動きの度合いである活発度や対面コミュニケーションと生産性との関係を定量的に評価した.アウトバウンド型コールセンタにおいて受注率に影響を与える要因を調べた結果,休憩中の職場の活発度と受注率が相関することが分かった.両者の因果関係を明らかにするために少人数のチームごとに休憩時間を合わせる施策を行った結果,休憩中の対面コミュニケーションに起因するチームの活発度が生産性に影響することが分かった.本研究の結果は,センサにより職場の活発度を定量的に計測しマネジメントすることにより,生産性を向上させられる可能性を示唆する.Improving team performance has been a great concern of leaders and managers. They try to understand the factors affecting performance and reorganize their team on the basis of their experience and intuition. Recent progress in wearable sensor technologies has opened up new ways of measuring our physical behaviors. Particularly attractive is the ability of such sensors to capture data quantifying body movement and face-to-face communication. In this study, we explored possible factors affecting performance in call centers by using a wearable sensor, a "sociometric badge." We found that the activity level, i.e., liveliness, while working does not correlate with team performance whereas that while resting does. We also found that improving face-to-face communication leads to increased activity levels and to better team performance. Our results demonstrate that team performance can be improved by managing workplace activity levels.
著者
渡邊 純子
出版者
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
雑誌
繊維製品消費科学 (ISSN:00372072)
巻号頁・発行日
vol.23, no.3, pp.113-118, 1982

日常生活における静電気による帯電を, 衣服材料3種と, 床材4種を組み合せて, 実験的に再現し検討した.実験室の環境条件は, 温度24±1.5℃, 湿度28.2±2.5%で, 被検者に椅子からの立上がり作業を行わせ, 次のような結果を得た.<BR>1.椅子からの立上がりによる帯電は, 椅子のビニルレザーと衣服材料との剥離によるものであり, 両者の摩擦帯電列の遠近が著しく作用し, その結果, ビニルレザーから遠い毛が最も帯電位が高く, それより近いポリエステルやアクリルが予期していたよりも低く現われた.<BR>2.制電性加工のカーペットは, 帯電圧が低い場合は制電効果が少ないが, 他の床材, すなわちナイロンカーペット, アクリルカーペット, クッションフロアーの帯電が, 電撃ショックの閾値である2kVないし3kVを越えるような条件では効果が現われ, 他の床材では最高14kVまで帯電するのに対して, 常に2kVから3kVに抑えられた.記録を見ると, 何らかのストッパーが働くかのように, それ以上帯電が増加しなかった.<BR>3.電撃ショックの閾値を越える帯電の減衰時間を観察したが, 10分以上経過しても閾値まで下がらないものがかなりあった.<BR>4.帯電性の個人差もかなり大きかったが, その原因としては, 皮膚の帯電列上の個人差と, 皮膚水分の人による差や, 日による差が考えられる.
著者
渡邊 純子
出版者
住友史料館
雑誌
住友史料館報 (ISSN:13436449)
巻号頁・発行日
no.52, pp.31-66, 2021-08