著者
上野祐正 山口拓真 濱川礼
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.363-364, 2012-03-06

本システムは,パーソナルコンピュータ(以下PC)の操作において,足を用いてPCの操作を可能にするシステムである.本システムでは,机の下のスペースを利用することによって,手で他の作業を行いながら,又は手を使うことなくPCの操作を行うことを可能にすることを目的としている.具体的には,足を撮影することができる位置にウェブカメラを設置し,両足につけたマーカを認識し続ける.その認識したマーカの動きによってPCの操作を行う.操作モードはマウス操作を行うマウスモード,アプリケーションの起動を行うショートカットモード,入力を受け付けないリラックスモードがあり,それぞれ足の動作により目的の操作を行う.
著者
志津野之也 濱川礼
雑誌
マルチメディア、分散協調とモバイルシンポジウム2014論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.646-656, 2014-07-02

本研究では,写真撮影時に自動的に構図を検出する事で,専門的な知識・技術を必要とせず,魅力的な写真撮影を可能にする構図マッチング手法を用いた,自動構図決定法について提案する.近年デジタルカメラの普及に伴い,写真を一般ユーザが撮影する機会が増えている.しかし,専門的な知識・技術が無い初心者にとって構図を考えながら魅力的な写真を撮影することは困難である.そこで本研究では,専門的な知識・技術を必要とせずに魅力的な写真を撮影する支援として,特徴点抽出やクラスタリング手法を用いて被写体を認識し,認識された被写体と被写体に適した構図をマッチングする手法を提案する.また本手法を用いた実システム『E-cose』を開発した.『E-cose』は被写体に適した構図を自動で決定してユーザに示唆,ユーザはその構図に合わせて撮影することで魅力的な写真撮影を可能にする.評価として愛知県豊田市周辺(屋内30種類,屋外70種類)で撮影された被写体100種類について各々5構図と構図無考慮の計6枚撮影し,魅力的に感じる1枚を被験者に選出してもらい,『E-cose』の選んだ構図と一致するかの比較評価を行った.対象は大学生26名である.
著者
野田悠介 阿原正弥 杉浦稜介 横井優斗 濱川礼
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.927-929, 2012-03-06

本システムはTwitterのつぶやきを解析し,ユーザにバッジを付与する.それを元にデータベースを作成し利用する.バッジとは,特定の単語ごとに用意され,ユーザがそれに合致するつぶやきを行った際に付与する機能である。これは,自作の言語解析エンジンとサーバによるデータベース操作で行う.現在Twitterは1億人を超えるユーザが利用している.その中で自分が求めるユーザを探すことが困難である.そこで,バッジを利用することで効率よく条件に合致するユーザを見つけることを目的とする.また,ユーザ間のコミュニケーションの円滑化に繋がると想定する.
著者
上村大輔 久野琢也 鈴木翔太 濱川礼
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.279-281, 2011-03-02

本システムは,ストリーミング動画配信およびコミュニケーションを仮想空間で実現したシステムである.この仮想空間とは,ユーザの分身がインターネット上の電子空間に存在する仮想世界である.近年,注目されているUstreamなどのストリーミング動画配信サービスのコミュニケーションのあり方について考察し,より面白いものを作ることを目的とする.本システムをFlashによるウェブアプリケーションで実現した.動画通信はサーバに過度な負担を与えるため,Peer to Peer通信をすることで負担を軽減させている。Peer to Peer通信を実現するためにFlashのRTMFP(Real Time Media Flow Protocol)を利用している.
著者
濱川 礼 暦本 純一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.329-330, 1992-02-24

マルチメディアシステムへの期待と共にメディア間の同期をどのように処理するかが重要なテーマとなってきている。現状では、この問題を解決するためにハードウエア、OSレベルでの処理(real time OS)に研究が注がれている。これは最終的に同期を行なうためには現状のハードウエア、OSでは非常に困難であるからである.一方ユーザインタフェースの立場からメディアの同期を考えてみると、主だ未解決の問題が多いのに気づく。現状の、いわゆる「マルチメディアオーサリングシステム」のほとんどは、時間軸上に複数のメディアを並べるという操作によってユーザに同期関係を定義させている。しかし、これは実際に行なうと非常に手間のかかる作業である。