著者
濱野 亮介
出版者
大谷学会
雑誌
大谷学報 (ISSN:02876027)
巻号頁・発行日
vol.95, no.1, pp.1-20, 2015-10
著者
濱野 亮介
出版者
京都大學人文科學研究所
雑誌
東方学報 = Journal of Oriental studies (ISSN:03042448)
巻号頁・発行日
vol.91, pp.73-100, 2016-12

This paper considers the religious ritual system called the Jili (祭厲) system founded in the early Ming dynasty, and its relationship with Buddhist rituals conducted at Jiangshan (蔣山). Both were rituals conducted for neglected spirits, and were developed and performed from 1368 to 1372. The Jili (祭厲) invoked the content of the Daoist Huang lu zhai (黃籙齋), removing the Daoist priest and taking on the structure of being managed by the Chenghuang shen (城隍神) at the request of regional government officials. The ritual was carried out three times, in 1368, 1369, and 1372. The ritual of 1372 was the largest, and the idea that rituals had already been performed for the neglected spirits at the time of the previous two occasions can be detected. Ming dynasty religious policy was that the Jili (祭厲) was the most fundamental ritual, and institutionalized it as a matter of state policy for regular and nationwide practice. Provisional rituals were conducted in place of it until it could be fully established. After the Jili (祭厲) was established, it was conducted in 1372 as a compilation of the rituals for neglected spirits.
著者
木村 裕司 大塚 眞哉 濱野 亮輔 岩川 和秀 稲垣 優 岩垣 博巳
出版者
日本臨床外科学会
雑誌
日本臨床外科学会雑誌 (ISSN:13452843)
巻号頁・発行日
vol.73, no.4, pp.916-920, 2012 (Released:2012-10-25)
参考文献数
17
被引用文献数
1

症例は既往歴のない36歳の女性.平成20年5月,月経初日の夕食後に腹痛が出現,翌日に腹痛の増悪と嘔吐を認めたために近医を受診.腹部CTにて血性腹水と小腸の拡張を認め,当院婦人科紹介となる.子宮・付属器に異常なしとのことで,回盲部の炎症による小腸イレウスとして外科紹介となった.右下腹部に反跳痛を認めたため,緊急手術を施行した.手術所見では,回腸末端部が相互の強固な癒着性変化にて一塊となっており,潰瘍穿通による瘻孔形成によるものと判断した.病変部口側にも線維化病変を数カ所認めたため,Crohn病と診断,回盲部切除を施行した.術後病理組織検査にて腸管子宮内膜症と診断され,本症例のイレウスは異所性子宮内膜症による回腸狭窄と考えられた.回腸子宮内膜症によるイレウスはまれな病態ではあるが,成人の女性のイレウスでは鑑別すべき疾患であると思われる.
著者
濱野 亮介
出版者
大谷学会
雑誌
大谷学報 (ISSN:02876027)
巻号頁・発行日
vol.95, no.1, pp.1-20, 2015-10
著者
尾崎 一郎 高橋 裕 池田 公博 濱野 亮 ヴァンオーヴェルベケ ディミトリ
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

ベルギー、ドイツ、フランスにおいて、陪審・参審員経験者、および裁判官、弁護士、研究者、ジャーナリスト等へのインタビューやアンケートによる調査を行った。その結果、陪審/参審制度に対する、現場を最もよく知る専門家による強い批判ないし廃止論と、無知・無関心だが法廷経験を通じて制度の正統性を肯定的に評価するに至る一般市民の意識変化との、複雑な交錯を見出せた。これは、歴史的に一定の定着を見ている制度をめぐる根源的で非自省的な正統性と、機能主義的で自省的な正統性との、次元の異なる二重の正統性の現れである。
著者
尾崎 一郎 高橋 裕 濱野 亮
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2007

近時の日本の司法制度改革は、経済のグローバル化に応じた効率的な司法の実現や、法化した社会における人権救済の強化、市民の一層の司法参加といった、機能的要請との関係で説明される側面以外に、自律的・安定的・均衡的に発展してきた「制度」が歴史的展開過程において当該均衡を破綻させて大きく変化する瞬間を迎えることを指して新制度派歴史社会学がいう「断絶均衡」としての側面を有している。また、そうした歴史的コンテクストは「法文化」によって規定されている。