- 著者
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片桐 昭彦
- 出版者
- 新潟大学
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2019-04-01
本研究では、年代記(歴史上の出来事を年代順に記録した年表史料)から信頼できる記録を抽出し、15~17世紀の日本列島各地における地震および地震にともなう津波・山崩れなどの自然災害が発生した年月日および地域を確定する。そのため、日本の地方各地に残る年代記の原本調査や、多種多様な年代記のデータベースの構築を行うことにより、年代記の史料学的な検討・分析を行い、信頼できる記録を抽出する。そして、その記録にある歴史地震の情報を正確に読み解き、過去の地震・気象データとして地震学・気象学などの分野に提示していく。