著者
村井 哲也 生方 誠希 工藤 康生
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第26回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.178, 2010 (Released:2010-11-05)

近年,計算論的音楽理論が発展している.様相論理のクリプキ・モデルにおける音楽情報処理の可能性を考察する一歩として,本稿では,可能世界としてのコード,可能世界間の遷移としてのコード進行を考察する.
著者
本多 克宏 大森 正博 生方 誠希 野津 亮
出版者
一般社団法人 システム制御情報学会
雑誌
システム制御情報学会論文誌 (ISSN:13425668)
巻号頁・発行日
vol.29, no.3, pp.130-135, 2016-03-15 (Released:2016-06-15)
参考文献数
14

Privacy preservation is an important issue in such personal information analysis as crowd movement analysis with face image recognition. This paper proposes a novel framework for estimating crowd movement characteristics without exactly distinguishing each person, in which personal authentication is performed in eigen-face spaces after fuzzy k-member clustering-based k-anonymization of feature vectors. An experimental result demonstrates that, supported by fuzzy partitioning, the novel framework can improve not only the noise sensitivity and anonymization quality of the conventional k-member clustering but also the reproducibility of crowd movement.
著者
野津 亮 河上 寛和 本多 克宏 生方 誠希
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
知能と情報
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.522-534, 2016
被引用文献数
1

本論文では,大まかに部分領域を評価しつつ,探索と活用を考慮に入れながら最適化問題を効率的に解くことのできる手法の開発を目指す.まず,数理計画問題における最も単純な探索アルゴリズムであるランダムサーチを改良したランダムグリッドエリアサーチを基礎アルゴリズムとして提案する.探索空間を分割することによって数理計画問題を多腕バンディット問題に置き換えることができ,探索と活用の度合いを考慮したアルゴリズムであるUCB手法などを適用することが可能になる.次に,バンディットアルゴリズムを適用したUCBグリッドエリアサーチ,UCTグリッドエリアサーチを提案,検討し,連続空間最適化問題における比較実験を行い,その収束速度の速さを確認した.
著者
斉藤 晃貴 野津 亮 野原 由布美 生方 誠希 本多 克宏
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第31回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.240-245, 2015 (Released:2016-02-26)

本研究では離散最適化問題に対するUCBアルゴリズムに基づいた新しい手法を提案する.GAに代表される手法は問題の近傍関係構造に影響を受けやすいため,探索空間をいくつかのグリッドに分割することによって,活用と探索のジレンマという点からこの問題を捉え直す.このグリッドの選択は多腕バンディット問題と考えることができるので,UCBを適用することによって活用と探索のバランス化を図った.UCBグリッドエリアサーチを提案し,0-1ナップサック問題の数値実験を行った.提案手法によって異なる環境でも安定した結果を得られることを確認した.
著者
三浦 博史 村井 哲也 生方 誠希 工藤 康生
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.94, pp.31-34, 2008-06-12

表形式のデータを数学的に分析する手法として形式概念分析とラフ集合があり,両者とも位相空間を生成することが知られている.本報告では,両者は,それぞれのデータ分析法の相違から異なる位相を生成することを指摘し,ラフ集合の位相が形式概念分析の位相よりも強いことを示す.