著者
田中 武夫 岡田 次郎
出版者
低温生物工学会
雑誌
凍結及び乾燥研究会会誌 (ISSN:02888297)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.71-75, 1969-09-30

透過型光学顕微鏡に装着できる冷凍顕微鏡(簡易型)を試作し,魚肉の凍結-解凍過程の直接観察ならびに魚の寄生虫(アニサキス)の低温側での致死温度の測定を試み,次の結果を得た.(1)魚肉の組織片,単離した筋細胞を用いての凍結-解凍過程の観察から,今までに得られている間接的な観察結果がほぼ誤りないことを確かめた.(2)アニサキスの致死温度はその凍る温度,すなわち-3.5〜-8.5℃(とくに-8℃前後)にあるとみなされた.
著者
田中 武夫
出版者
一般社団法人 日本調理科学会
雑誌
調理科学 (ISSN:09105360)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.48-53, 1969-02-20 (Released:2013-04-26)
被引用文献数
6
著者
田中 武夫 辻 智生
出版者
山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター
雑誌
教育実践学研究 : 山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター研究紀要 = 教育実践学研究 : 山梨大学教育人間科学部附属教育実践総合センター研究紀要 (ISSN:18816169)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.159-171, 2015-03-31

学校教育における英語リーディング指導の課題の1つに、教科書の英文テキストの内容をどのように生徒に深く理解させ、テキスト内容をもとにどのように生徒の意見や考えを英語で表現させるかという課題がある。英文テキストの深い理解と豊かな表現を促すための指導方策として、読解指導において教師が発問を効果的に活用することが重要であることをこれまで筆者は提案してきた。しかし、発問にはどのような効果や課題が実際の読解指導において見られるのかはまだ十分に明らかにされていない。そこで、本論は、ある高等学校において1 年間通して行われた、推論発問、および、評価発問を活用した英語リーディング指導の実践の指導結果について報告する。とくに、読解指導における推論発問、および、評価発問を長期間にわたって活用する実践を行った結果、推論発問および評価発問を生徒はどのように認識しているかについて質問紙調査を行った。その結果をもとに、読解指導における推論発問および評価発問の活用に対する考察を行う。