著者
田中 賢二 石綿 元
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.53, no.3, pp.207-212, 2005

高等学校学習指導要領において,「素粒子」が登場したのは,平成元年(1989)改訂の要領である。科目<物理II>で,学習内容の最終テーマ(課題研究を除く)として導入されている。その後の平成11年(1989)改訂でも引き続き導入されており,高等学校物理における一つの学習内容として定着を見せている。「素粒子」の取り扱いに関する変遷を2回の指導要領改訂に対応した教科書でみると,新教科書は旧教科書に比べて言及されている「素粒子」が拡充し,未確認や研究中との言及が増加し,問題数が増えていることなどが判る。
著者
吉村 研治 大森 庸子 吉松 隆夫 田中 賢二 石崎 文彬
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.897-903, 1996-11-15
参考文献数
6
被引用文献数
7 7

In a high density culture of rotifer (beyond the levels of 10<sup>3</sup>ind./m<i>l</i>), the amount of aeration needed to maintain an optimum dissolved oxygen (DO) level increases. In order to investigate the effect of aeration on the population growth of rotifer, a series of experiments were carried out. The S-type rotifer <i>Brachionus rotundiformis</i> was cultured at high density using 10<i>l</i> vessels under different aeration conditions. Air or oxygen gas was introduced into the culture media through two types of sparger which formed different sizes of bubbles, at aeration rates from 0.1 to 2.0vvm. The bubble-size from the two kinds of sparger were estimated from the value of <i>KLa</i> (volumetric oxygen transfer coefficient). When the aeration rate was high or the ceramic sparger that formed smaller bubbles was used, DO in the culture system remained at a high level. However, under these conditions, the growth of the rotifer population was seriously inhibited due to very high aeration rates and small bubbles, possibly as a result of foaming separation. When oxygen gas was introduced into the culture system, the density of rotifer was higher than that when air was introduced. Therefore, it is recommended to introduce high-purity oxygen gas for a high density culture to avoid any growth inhibition and to maintain optimum DO.
著者
田中 賢二
出版者
岡山大学大学院教育学研究科
雑誌
研究集録 (ISSN:18832423)
巻号頁・発行日
no.143, pp.1-11, 2010
被引用文献数
1

スイス―ドイツ語圏ベルン邦―の前期中等教育段階における科学教育の現状を,いわば学校教育法,同施行規則,学習指導要領などから,初等教育段階との対比に注目し,明らかにした。科学教育はともに筆頭教科である自然―人間―共同社会の中の科目理科で行われている。初等教育段階とは違って,前期中等教育段階では教科内に総合をも設定し,テーマと科目や総合との対応,また,科目毎の授業時間数,総合と裁量の為に使われるべき授業時間の割合を示している。前期中等教育段階の科学教育における目標は,初等科学教育と比べると,認識と知識の習得が重要になってきており,広がりと深化を示している。内容の関連性への配慮要請,拘束性は,前期中等教育段階の科学教育の方が大きく,弱い。また,内容の連続性は,両段階で共通の唯一のテーマでさえ,考慮されているとはいい難く,教員に託されていることは大きいといえる。
著者
田中 賢二
出版者
日本物理教育学会
雑誌
物理教育 (ISSN:03856992)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.176-179, 1992

東ドイツの西ドイツへの編入,バルト三国の独立,ソ連邦の消滅などによって,社会主義国は大きく変わってきた。いわゆる東欧コメコン7ヶ国のこれまでの物理教育を,東西ドイツの文献を手がかりに,総括した。社会主義の理念が学習目標や方法に出ていること,そしてなによりも,必修科目として開始学年が早く授業時間が多いことに,更に,能力ある者に対して特別の学級や大学附属の学級が設けられていることに,注目できる。