著者
田村 厚夫
出版者
The Japan Society of Calorimetry and Thermal Analysis
雑誌
熱測定 (ISSN:03862615)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.186-189, 1995-07-30 (Released:2009-09-07)
参考文献数
30

タンパク質の立体構造は,温度を上げた場合だけでなく,下げた場合にも壊れることが知られており,後者は低温変性と呼ばれている。低温変性が起こる機構および報告例をまとめるとともに,実際上単純な機構にあてはまらないタンパク質系,熱力学上の問題点を指摘した。
著者
田村 厚夫
出版者
神戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

自然界に存在するタンパク質等の生体分子の多くは、自己集合により規則的な構造体を形成することでその機能を発揮している。本研究では、らせん型のへリックス構造を骨格としたタンパク質(ペプチド)を人工設計し、新たな立体構造体や新機能の創製を目指した。機能として酵素機能、アミロイド線維分解能、細胞凝集能、レアメタル結合能など自然界には存在しないものを含む新機能の獲得に成功した。これらは、高齢化に伴う病気や資源の有効活用など現代社会の多くの問題解決の糸口になるものと期待される。
著者
田村 厚夫
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.40-43, 1995-01-25 (Released:2009-07-09)
参考文献数
27

It has been known that proteins can be denatured not only by increasing the temperature but also by decreasing it. The latter phenomenon, which is normally called "cold denaturation", shows common features of protein unfolding as well as characteristics that are specific to each protein.
著者
田村 厚夫
出版者
一般社団法人日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.40-43, 1995-01-25

It has been known that proteins can be denatured not only by increasing the temperature but also by decreasing it. The latter phenomenon, which is normally called "cold denaturation", shows common features of protein unfolding as well as characteristics that are specific to each Protein.