著者
矢入 郁子
出版者
上智大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は,視覚障害者が晴眼者とともに協調作業(Cooperative Work)をするためのユビキタス空間の最適なデザインとは何かを,CHIデザインを中心に, CHI を包含した上位概念にあたるUXデザイン,CHIや UXの重要な要素であるユーザビリティデザインも含めて探索し,統合的実装と評価とを通して提案することを目的に行われた.期間中に視覚支援学級の生徒と教師のための学習コンテンツ作成・利用システムの実装と評価,音と触覚だけから構成されるシューティングゲームを通した視覚障害者と晴眼者とのコラボレーションの分析の研究を実施した.
著者
布川 絢子 矢入 郁子 山川 宏
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会第二種研究会資料 (ISSN:24365556)
巻号頁・発行日
vol.2020, no.AGI-015, pp.06, 2020-08-29 (Released:2021-09-16)

One of the objects of consciousness research is the attention, which has the property of inhibitingirrelevant information and emphasizing the processing of relevant information. It has been proposed thatclaustrum (CLA) determines which information to direct selective attention to in a top-down manner. Amodel in which the CLA regulates attentional selection from higher-order regions to sensory regions wasproposed. The CLA-mediated neuronal connections can be assumed to be a counter stream structure, butreciprocal connections between the CLA and cortical and higher order regions have been identified. In thispaper, we discuss the mechanism of attentional selection
著者
金丸 竣樹 横田 悠右 成瀬 康 矢入 郁子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第33回全国大会(2019)
巻号頁・発行日
pp.1D4J101, 2019 (Released:2019-06-01)

近年,脳科学の分野では、fMRI計測によって恐怖の交感神経活動に関する脳内ネットワークが明らかとなったと報告されている.しかし,日常的な状況下でのfMRI計測は困難である.日常的な状況下で脳波計を用いて簡易的かつリアルタイム性高く人の恐怖を検出できれば,客観的な恐怖の指標を用いてエンターテイメント分野での恐怖の制御,医療サービスなどでの恐怖の低減といった実応用が可能となる. 本稿では乾式の脳波計を用いて,VRホラーゲームを用いた実験とホラー映像を用いた実験の二つから,周波数解析を用いて恐怖時と非恐怖時の脳波データの特徴を周波数帯域毎に分析した.その結果,アルファ波の恐怖時と非恐怖時のパワースペクトル密度に有意な差が見られました.
著者
岩澤 有祐 矢入 郁子 松尾 豊
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会論文誌 (ISSN:13460714)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.A-GB5_1-12, 2017-07-01 (Released:2017-08-17)
参考文献数
23

This paper proposes a novel neural networks based model for learning user-independent features. In activity recognition using wearable sensors, user-independence of features could provide better user-generalization performance, enhance privacy protection, and both are important for using activity recognition techniques in a real-world scenario. However, designing such features is not an easy task, because it is not clear what kind of features become user-independent, and moreover, poor design of user-independence harms activity recognition performance.Hear, we propose User-Adversarial Neural Networks for automatically learning user-independent features. The proposed model considers an adversarial-user classifier in addition to a regular activity classifier in the training phase, and learn the features that help to distinguish the activities but obstruct to distinguish the users. In other words, the model explicitly penalizes representations for becoming user-dependent, while keeping activity recognition performance as much as possible. Our main result is an empirical validation on three activity recognition tasks regarding wearable sensor based activity recognition. The result shows the proposed model improves independence of features comparing with the regular deep convolutional neural networks in both qualitatively and quantitively. We also summarize future work for better user-generalization and privacy protection from the perspective of the representation learning.
著者
岩澤 有祐 矢入 郁子 松尾 豊
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

ドメイン不変な特徴の学習はユーザや環境などの入力ドメインの違いに依存しないモデル構築の方策の1つである.本稿では敵対的訓練を利用したドメイン不変な特徴の学習法を提案する.提案手法では特徴空間からドメインを分類する敵対的分類器を考慮し,敵対的分類器を騙すように訓練することで特徴量がドメインに独立になるように明示的に制約を加える.本発表では公開されたデータセットでの提案手法の有効性について報告する.
著者
植松 洋亮 岡田 遼太郎 矢入 郁子
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.28, 2014

ストレス社会の現代,人々は癒しを求めてペットとの関係を模索している.筆者らは,会社や学校でもペットとつながっていたいという飼い主のニーズを満たすために,犬の体に取り付け,犬の感情をモニタするセンサの開発を目指している.本稿では,加速度センサ,近接センサ,曲げセンサなど,様々なセンサの使用可能性を検討し,人と犬とのエモーショナルインタラクションのためのシステムデザインについて議論する.
著者
金丸 竣樹 横田 悠右 成瀬 康 矢入 郁子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.1D4J101, 2019

<p>近年,脳科学の分野では、fMRI計測によって恐怖の交感神経活動に関する脳内ネットワークが明らかとなったと報告されている.しかし,日常的な状況下でのfMRI計測は困難である.日常的な状況下で脳波計を用いて簡易的かつリアルタイム性高く人の恐怖を検出できれば,客観的な恐怖の指標を用いてエンターテイメント分野での恐怖の制御,医療サービスなどでの恐怖の低減といった実応用が可能となる. 本稿では乾式の脳波計を用いて,VRホラーゲームを用いた実験とホラー映像を用いた実験の二つから,周波数解析を用いて恐怖時と非恐怖時の脳波データの特徴を周波数帯域毎に分析した.その結果,アルファ波の恐怖時と非恐怖時のパワースペクトル密度に有意な差が見られました.</p>
著者
木村 優那 矢入 郁子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第29回全国大会(2015)
巻号頁・発行日
pp.3N33, 2015 (Released:2018-07-30)

近年プログラミングの重要性が高まっている一方で、学習初期段階に躓いてしまうと習得を諦めてしまう人が多いことが問題視されている。そこで我々は、「要求を具体化し問題を細分化していく能力である段階的詳細化能力の欠如こそが、プログラミング学習の妨げになっている」という仮説に着目した。本稿では、プログラミング初心者にグループ学習を、経験者に個人学習を行い、段階的詳細化能力との関係について調べた。
著者
川崎 直毅 矢入 郁子
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, pp.2E23, 2017

<p>Supporting collaboration between the sighted and the visual impaired is important to promote social participation of the visually impaired. We made shooting game that supplied sound/tactile information instead of visual information. We investigated human's collaboration to develop agent system that supports collaboration between the visual impaired and the sighted. This paper reports increasing number of remarks through extrinsic and immanent gimmick to design better collaboration space.</p>