著者
張 日新 秋山 邦裕
出版者
鹿児島大學農學部
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
no.58, pp.49-56, 2008-03

外国人研修・技能実習制度は発展途上国への技能移転のための国際貢献の制度と位置づけられている。近年、外国人研修生・技能実習生が急増している。しかし、人権侵害、労働法令違反、失踪、中間搾取などの問題が10年以上も続いてきた。これらの問題に対して、経済産業省、厚生労働省、法務省などの機関を中心に制度のあり方が検討され、いくつかの提言が出されている。本稿では、各機関・団体からの報告等の主要な論点を比較し、制度の持つ課題や今後のあり方について検討した。
著者
依 柏州 秋山 邦裕
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学農学部学術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
no.65, pp.7-12, 2015-03

近縁では、サジーの副産物は主なサジー種油、サジーの実、サジーの食物繊維などである。世界では、サジーのブランド商品が迅速に発展している。サジーの副産物の利用が多くなっており、より多くの消費者に認められている。サジー副産物の利用が年々増加している。サジー実に作られる薬品と商品は良く売られている。しかし、サジー実を収穫するのは難しく、今は供給不足の状態にある。本研究では、中国東北地区におけるサジーの流通実態を明らかにした。サジー副産物の供給状況を考察した。
著者
秋山 邦裕
出版者
THE ASSOCIATION OF RURAL PLANNING
雑誌
農村計画学会誌 = Journal of Rural Planning Association (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.28, no.1, pp.18-25, 2009-06-30
参考文献数
27
被引用文献数
2 1

In recent years many problems of market mechanism have been revealed. As the profits-making business comes up against a hard wall, the nonprofit organization is more and more revalued. Especially in agricultural sector the local agricultural public corporations become active, on the other hand, the public corporation systems are restructured. In the case of local public corporation in Kanuma City a company for the profits-making business was newly established as an independent sector. The newly-built company is to be regarded as a social enterprise, although the public cooperation itself is as before initiated by the city administration and there is no participation by citizen. In order to promote citizens to participate more easily in non-profit organization, it is necessary to utilize NPO, LLC, LLP, also to put tax reform into practice, and to skill-up human capacities.
著者
荒川 剛史 秋山 邦裕
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
vol.55, pp.55-67, 2005-03-01
被引用文献数
2

近年,都市住民を中心に,自然をコンセプトにしたテーマパークが注目を浴びている。その先駆的な企業が「株式会社ファーム」である。同社はファームパークを手掛け16年,全国に19の施設を持ち,18施設が黒字転換している。そこで,株式会社ファームの運営するファームパークの現状をみることで成功要因を探った。それらを要約すると以下のとおりである。一つに,基本コンセプトを「自然」とすることで来園者に憩いと安らぎの場を提供する。二つに,移動1時間程度に,100万人都市がある山間部に建設。荒廃した広大な土地を安価で購入し,自然の壮大なスケールをみせる。三つに,第3セクター方式・公設民営方式を採用することで,初期投資額を大幅に削減することが可能である。また,「自然」がテーマであるため追加投資はそれほど必要ではない。四つに,1人当たりの入場料が1,000円以下であり,家族4人が1日遊んで10,000円程度で過ごすことを可能にした。いずれも,今後のファームパークの展開において重要な示唆を与えるものと考える。
著者
張 日新 秋山 邦裕 Zhang Ri xin Akiyama Kunihiro
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿児島大学農学部学術報告 (ISSN:04530845)
巻号頁・発行日
no.59, pp.51-58, 2009-03

外国人研修・技能実習制度は,外国人労働者の技術,技能,知識の習得と雇用関係における実践的,実務的習熟により,母国での技能活用を援助する制度として設けられている。この制度に基づく外国人の違法就労,強制労働,労基法違反などが大きな社会問題となっている。外国人研修・技能実習制度について,社会問題をもたらす可能性がある現行制度の研修生受入れプロセス及び外国人研修生をめぐる管理費用の実態分析を行った。具体的には,①地元雇用より外国人研修生の受け入れにシフトするようになった背景・動機と効果,②外国人研修生受入れのプロセス,③現行外国人研修生受入れの体制の下での負担費用実態などを明らかにする。
著者
張 日新 秋山 邦裕
出版者
鹿児島大学
雑誌
鹿兒島大學農學部學術報告=Bulletin of the Faculty of Agriculture, Kagoshima University
巻号頁・発行日
vol.59, pp.51-58,

外国人研修・技能実習制度は,外国人労働者の技術,技能,知識の習得と雇用関係における実践的,実務的習熟により,母国での技能活用を援助する制度として設けられている。この制度に基づく外国人の違法就労,強制労働,労基法違反などが大きな社会問題となっている。外国人研修・技能実習制度について,社会問題をもたらす可能性がある現行制度の研修生受入れプロセス及び外国人研修生をめぐる管理費用の実態分析を行った。具体的には,①地元雇用より外国人研修生の受け入れにシフトするようになった背景・動機と効果,②外国人研修生受入れのプロセス,③現行外国人研修生受入れの体制の下での負担費用実態などを明らかにする。
著者
市川 治 淵野 雄二郎 秋山 邦裕 吉岡 徹 菅原 優 田野 光彦 仁平 恒夫 發地 喜久治 中村 稔 村田 まり子
出版者
酪農学園大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

本研究の目的は、農業構造改革に対応する農業経営の成長という観点から大規模土地利用型農業生産法人に着目し、農業経営内的展開と外的農業参入展開に分類し、その量的・質的な分析を通じて、経営成長のモデルの条件を提案した。具体的なモデルの条件としては、先駆的な経営者や後継者、中核的な従業員が存在し、大規模化の農業生産技術や先端技術を獲得したもので、農産物の加工・販売などの付加価値生産部門や直接販売部門・直売所やレストランをもつものである。