著者
穂坂 衛
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.48-49, 2007-01-15
著者
斉藤 剛 穂坂 衛
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第39回, no.データ処理, pp.934-935, 1989-10-16

本報告では2次曲面の交線を求める方法を提案する。2つの2次曲面の交線を求める方法は,大別して幾何学的方法と代数的方法がある。前者は各々の曲面の型に応じた方程式を用いる。交線は,交線附近の局所的な幾何学的性質や量を用いて隣接点を逐次求めることにより得るのが一般的である。この方法では, 特異点附近でも安定していること,全ての交線が求められていることを保証しなければならない。後者は2つの曲面から線織面となるペンシル(pencil)を求め,これを用いる。交線は,ペンシルの母線と元の曲面の何れかとの交点を求めることにより得る。母線と2次曲面との交点は2次方程式の解として得られる。この方法は,エレガントであるが,線織面となるようなペンシルを求めるために4次方程式を解かなければならない。また,回転やスーリング等の座標変換および判別式による曲面形状の分類を必要とし,それらには多くの誤差を伴なう。本報告で提案する方法は,両方の良い点を取ったものである。その概要は以下の通りである。まず, 両曲面を1つの座標面に平行な面で切断する。切断面は2次曲線となる。それらの交点をペンシルを用いて求める。切断面を平行に僅かに移動した時, 切断面の2次曲線,それらのペンシルおよび交点も僅かに移動する。このペンシルの移動を「トレース」することにより,その交点の移動として交線を得る。本方式では,ある切断面でのペンシルを一度求めれば,2次方程式を解くだけで,最大4つある交点の全てが求まる。また,特異点や極値点は,ペンシルの数(3次方程式の根の数)および交点の数(2次方程式の根の数)から検査することができる。本報告では,まず, 2次曲線の交点をペンシルを用いて求める方法を述べる。次いで, 2次曲面の交線を求める方法を提案し,その例を示す。また,この応用例として2次回転体にフレット付けした例を示す。さらに,曲面上の輝度に基づいた,曲面の表示法を述べる。

2 0 0 0 予約機械

著者
穂坂衛 大野豊著
出版者
共立出版
巻号頁・発行日
1959

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著者
穂坂衛 大野豊著
出版者
共立出版
巻号頁・発行日
1959
著者
穂坂 衛
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, 1980-05-15
著者
穂坂 衛 斉藤 剛 小林 弘忠
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.45, pp.263-264, 1992-09-28

IATEXによる印刷原稿をその出力とする知的デスクワーク支援システムの機能と支援方式について述べる.本システムの原型は,IATEX利用援助システムであるが,その後の進展はその枠を越えたものになった.本システムは,原稿清書印刷のためにだけにIATEXを利用するのではなく,思考援助と整理,論理的な文書作成,さらに高品質な図や表の作成,ファイリング,手紙書式整え等,われわれが日常行なっているデスクワーク全般に利用できるように作られている.始めのシステムでは原稿をIATEX出力にすることに主眼を置き,図の取扱いは基本的な機能のみであった.高品質な説明図は高品質な文書に必然的に伴うべきものであるが,IATEXのこの部分の取扱いは極めて初等的で実用になり得なかった.IATEXの優れたところはテキストにおける文字の多様性と美しさ,バランスのとれた配置であるから,図の中においてもこれを利用することを考えた.著者らはそのため,既に軽験上得られた種々のアイディアを試みると共に,その後入手して使用可能になった公開ソフトウエアうち,われわれの目的に有効に利用できるものを積極的に取込んだ.本稿では始めに本システムの機能を簡略に示し,後半では説明図作成のための機能を取扱う.
著者
斉藤 剛 穂坂 衛
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.31, no.4, pp.562-570, 1990-04-15
被引用文献数
2

先に報告した拡張2次有理Bezier曲線による曲線近似法の応用と拡張とを述べる.まず 毛筆などの滑らかな文字の輪郭線を近似することにより 文字の品質を保持したまま 自動的に 少ないセグメント数で高品位文字フォントが作成できることを示す.次いで 先の近似法を拡張し 線図形を記述する点の間の距離が一様でない場合も 指定された誤差範囲で 最少のセグメント数で近似できるようにする.これを用いて 既に直線近似されているフォントを その品位を上げ しかも少ない記憶量で曲線近似する方法を示す.最後に 近似曲線に2次有理Bezier曲線を用いた利点として 座標変換および領域埋めが容易かつ効率的に行えることを示す.