- 著者
 
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             藤井 聡
             
             吉川 肇子
             
             竹村 和久
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - Sociotechnology Research Network
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 社会技術研究論文集 (ISSN:13490184)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.2, pp.399-405, 2004 
 
          
          
          
          - 被引用文献数
 
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             1
             
             
             2
             
             
          
        
 
        
        
        本論文では、東電シュラウド問題が発覚する以前と以後の首都圏に住む成人男女の意識調査の結果を報告した前報 (藤井・吉川・竹村, 2003) に続き、1年後に再度調査した結果を含めて分析し、この3時点での人びとの意識の変化を検討する. 分析の結果, 事件直後において原子力発電のリスクに対する危険意識や恐怖感が上昇し, その一方で, 原子力発電の安全管理に対する信頼が低下していること, そして, 1年の経過に伴って僅かな信頼の回復が見られたものの, 依然として低下した信頼は低下したままの水準を保っていることが明らかにされた.