著者
泉 秀幸 笹木 正悟 細川 由梨
出版者
一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
雑誌
日本アスレティックトレーニング学会誌 (ISSN:24326623)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.95-104, 2020-10-31 (Released:2020-11-28)
参考文献数
23

本研究は,日本でフルタイムのアスレティックトレーナー(AT)として活動する公益財団法人日本スポーツ協会アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の特徴を最新のデータを用いて明らかにすることを目的とした.フルタイムのATとして活動するJSPO-ATの特徴は,①82.4%が男性で,②はり師(46.8%)などの医療系資格を持ち,③活動場所は東京(28.2%)などの大都市を持つ都道府県の④サッカー(23.2%)など主要プロスポーツチームのポジションで雇用されており⑤年収の中央値は301~400万円であった.今後は,これらの結果を用いてAT職の普及およびアスレティックトレーニングの発展が期待される.
著者
泉 秀幸 笹木 正悟 細川 由梨
出版者
一般社団法人 日本アスレティックトレーニング学会
雑誌
日本アスレティックトレーニング学会誌 (ISSN:24326623)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.127-134, 2021-10-31 (Released:2021-11-26)
参考文献数
18

本研究は,名称の使用で混同されることのある「アスレティックトレーナー(AT)」と「トレーナー(TR)」の間で属性,活動,資格および業務に違いがあるか検討した.その結果,ATのほうがTRと比較して12の業務のうち7つの業務で実施率が高く,平均実施業務数も多いことが明らとなった.一方でその他の項目においては統計学的な差が確認されなかった.
著者
広瀬 統一 鳥居 俊 小野 高志 笹木 正悟
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究は成長期男女サッカー選手の形態と運動能力が発達する時期を、身長発育急増(PHVA)で区分けした成長段階を用いて明らかにすることを主目的とした。PHVA評価指標の検討と、各年齢の運動能力リファレンスデータ確立も目的とした。本研究の結果、跳躍能力はPHVA年齢の1年後(女子)や2年後(男子)に変化し、除脂肪体重の変化以外の要因も影響すること、方向転換能力はPHVA前に変化し、減速能力向上が主に影響すること、間欠的運動能力の変化はPHVA区分で差がないことが明らかとなった。また、PHVA推定式のMaturity Offset法はPHVAを高く見積もり、補正が必要であることが明らかとなった。
著者
櫻井 敬晋 笹木 正悟 久保 慶東 福林 徹
出版者
東京有明医療大学
雑誌
東京有明医療大学雑誌 = Journal of Tokyo Ariake University of Medical and Health Sciences (ISSN:21863067)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.7-12, 2011-03-31

要旨 : 前十字靭帯(ACL)再建術後のリハビリテーションには長期間を要することが周知される一方,競技復帰に向けて加速化が図られている.最近では回復度合いや競技レベルなどに応じたリハビリテーションが一般的になってきている.しかしながら,術後に内側広筋を中心とした筋萎縮の発症について多くの報告があり,この防止が ACL 再建術後のリハビリテーションの検討課題のひとつである.筋萎縮の要因として,再建靭帯の生体への適合までの期間は,再断裂リスクなどの観点から,膝関節に対するリハビリテーションに限界があることが挙げられる.そこで今回,低周波電気刺激を用い,ACL 再建術後の筋機能低下に対する新たなリハビリテーションメニューの構築を目的とし,拮抗筋電気刺激による遠心性収縮を伴う運動連鎖筋力増強法を ACL 再建術後のアスレティックリハビリテーションに応用し,その効果を検討した.その結果,通常のアスレティックリハビリテーションに比べ,本法を用いた場合に筋トルク,神経筋協調性,筋体積の回復に効果的な結果が得られた.このことから,本法は ACL再建術後のリハビリテーション法として有効であると示唆された.