著者
坂本 研一 菅野 徹 山川 睦 吉田 和生 山添 麗子 村上 洋介
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.91-94, 2002-01-25
被引用文献数
3

2000年に92年ぶりに日本で口蹄疫の発生があった.宮崎県の第3発生農家の黒和牛のプロバング材料を牛腎臓細胞等に接種して2日後に円形細胞が浮遊する細胞変性効果が認められた.RT-PCR法で口蹄疫ウイルスに特異的な遺伝子の増幅が認められた.抗原検出ELISA法で分離された口蹄疫ウイルスがOタイプであることを同定した.この分離ウイルスのVPl遺伝子の塩基配列を決定した.
著者
T. K. 菅野 徹三
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.M23, no.91, pp.1025-1031, 1890-10-15 (Released:2015-06-18)
著者
石原 涼子 畠間 真一 内田 郁夫 的場 洋平 浅川 満彦 菅野 徹
出版者
Japanese Society of Zoo and Wildlife Medicine
雑誌
日本野生動物医学会誌 (ISSN:13426133)
巻号頁・発行日
vol.14, no.2, pp.107-109, 2009 (Released:2018-05-04)
参考文献数
14
被引用文献数
2 2

北海道に生息するアライグマにおけるコロナウイルス感染状況を血清学的解析により調査した。血清379検体中,1型の伝染性胃腸炎ウイルス(TGEV)および犬コロナウイルス(CCoV)に対してそれぞれ11および5検体が中和抗体陽性を示した。2型の牛コロナウイルス(BCoV)に対しては全て陰性を示した。これらからアライグマには1型コロナウイルスに感染している個体が存在すると考えられた。