著者
林国興 岩井祐太 西山裕之
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.283-284, 2011-03-02

近年,携帯端末の高機能化,無線通信の向上などに伴い,これを用いた様々なサービスが普及しており,中でも,位置情報サービスにおいては,携帯電話へのGPS搭載義務化を受けより一層注目を集めている.しかしながら,屋内環境においてはGPSの取得が困難であるため,アクセスポイントや発信機といったインフラを利用した位置推定を行うシステムが多く提案されている一方,設置や初期設定などからユーザが容易に利用できるとは言い難い.本研究では,インフラを利用することなく,携帯端末によるアドホックネットワークを形成することにより相対的な位置を推定する手法を提案する.また,位置推定精度の評価実験を行い,システムの有効性を示す.
著者
西山 裕之 大林 真人 大和田 勇人 溝口 文雄
出版者
The Robotics Society of Japan
雑誌
日本ロボット学会誌 (ISSN:02891824)
巻号頁・発行日
vol.19, no.5, pp.620-631, 2001-07-15 (Released:2010-08-25)
参考文献数
12
被引用文献数
1 2

This paper describes a concurrent logic programming language MRL for use in developing programs to cooper-atively control multiple robots. MRL describes actions of each robot and sensor as sets of logical formula. MRL enable us to easily implement complex tasks such as concurrency control, cooperation and negotiation between pro-cesses, and emergent event handling for multiple robots. We conducted an experiment on program development for paper delivery task by cooperation with mobile robots, manipulators and cameras to demonstrate the advantages of MRL programming framework. The results indicated that the MRL programs were more abstract and natural than conventional procedure-oriented programs, resulting in realization of flexible cooperation. Since MRL programs are compiled into C programs with little overhead, NIRL is useful as a multiple robot programming language efficient in both program execution and development.
著者
券田孝晴 西山裕之
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.685-686, 2011-03-02

近年、短いテキスト「つぶやき」を投稿することができるWebサービス、Twitterが注目されている。Twitterでは,更新情報や新着情報をつぶやくTwitterアカウントを介した情報収集ツールとして利用されているが、アカウントを探す際に様々な問題がある。それは、つぶやきの配信元であるアカウントが信頼できるのか確認する手段がほぼないこと、さらに、アカウントのつぶやき自体が信頼できる情報なのか不明なことである。そこで、本研究では、Twitter内の信頼できる情報を収集するためのアカウント検索を目的とした、アカウント情報の信頼度を考慮したTwitterアカウント検索システムの実装を行う。
著者
大和田 勇人 青木 伸 西山 裕之
出版者
東京理科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2015-04-01

リガンドデータベースを活用した機械学習によるたんぱく質と化合物の結合予測を行った。インシリコ創薬は薬として有望な化合物(リガンド)をコンピュータで選別する手法であるが、ここでは化合物の化学的性質をからSupport Vector Machine(SVM)による機械学習に加えて、化合物の構造を学習するInductive Logic Programming(ILP)を組み合わせ、予測精度の向上を図った。次に、がん放射線治療の副作用低減のためにp53標的放射線防護剤を候補化合物を予測することをターゲットにした。その成果はジャーナルや国際会議で発表した。
著者
郷原 啓資 西山 裕之
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

近年,不正アクセスによる被害が増加傾向にある.そこで,本研究では,エッジルータ(企業や大学などの組織のネットワークとインターネットの境界に位置するルータ)を通過するパケットに対して攻撃者情報の書き込み及びそのダイジェストの保持を行うパケット監視エージェントをそのエッジルータ内に組み込み,パケット監視エージェント同士で協調し合うことで攻撃の発信源の特定に結びつくことができるシステムを構築した.
著者
和泉諒 西山裕之
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.681-683, 2011-03-02

本研究では,Twitter上でつぶやかれたキーワードのトレンドを見つけ,そのトレンドの関連語を発見するシステムの設計と実装を行った.インターネット上では様々な情報が飛び交い,常に新しい情報が求められている.トレンドとして新たなキーワードが生まれたり,それに対する関連語も時代と共に関連性が変化したり,種類が増減したりするものである.本システムでは,抽出対象として,Twitterのつぶやきを利用することで,よりリアルタイムなトレンドを得ることを実現し,関連語の発見では,時系列を考慮したキーワードの比較により,関連性を見出し,抽出する手法を示す.更に事例により,本研究の有用性を述べる.