著者
西田 宏太郎
出版者
四天王寺大学
雑誌
四天王寺大学大学院研究論集
巻号頁・発行日
no.11, pp.163-193, 2017-03-20

発達障害児を育てる親にとって、「障害受容」とはなんなのか。親子を支援していく支援者ですら共通した回答をすることのできないものを支援の目標にすることはできないと考え、障害受容を定義づけるための研究を行った。 親の障害受容のモデルとなっている三つの先行研究から、それぞれの特徴や共通点を分析した文献研究と、障害者本人とその家族に対して障害受容のイメージを調査したアンケート調査の二つから「障害受容とはなんであるか」を明らかにした。
著者
西田 宏子
雑誌
情報処理学会研究報告人文科学とコンピュータ(CH)
巻号頁・発行日
vol.1991, no.104, pp.39-41, 1991-11-29

美術館にとって写真資料は研究資料として大切であるだけでなく、各種の掲載による貸出商品としての価値を持つものでもある。しかしながら、所蔵品の数が多い場合には、学芸の業務の傍ら行なう貸出業務の煩雑さに困ることも多いのが実情である。それを、OA化することで解決出来るのではないかと考えたのが、ここに発表する事例である。しかしながら、専門に担当することは写真の焼き付け、ネガ、ポジなどを管理し整理して行く事に加え、掲載本や掲載誌の納入、掲載料の請求なども含まれている。小規模の美術館の今後の在り方を示すものではないかと考えている。To build up a new system for photograph and film library is one of our importan subjects for years. At a museum in small scale, we have not have a spccial staff to deal with the matter but the needs for the library has been increasing every year. After three years of tirals, we could meet Machintosh and Hyper card 2.0 which is successfully working for daily works.
著者
堀 沢子 西田 宏記
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.36, no.3, pp.139-143, 1996-05-25 (Released:2009-07-09)
参考文献数
19

The cell fate determination in ascidian embryos is mediated by various cell interactions. Two sensory pigment cell precursors constitute an equivalence group, in which the ocellus (eye) pathway is the dominant fate. It is suggested that the unique cell interaction, which is called lateral inhibition, is involved in determination events of these equivalent cells. It is likely that the mode of specification which utilizes the lateral inhibition within equivalent cells plays a fundamental role during early embryogenesis in both invertebrates and vertebrates.
著者
櫻庭 美咲 荒川 正明 野上 建紀 大橋 康二 西田 宏子 藤原 友子
出版者
神田外語大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

本研究では、アウグスト二世(通称アウグスト強王)が、「日本宮」のために収集した大規模な陶磁コレクション(ドレスデン国立美術館磁器コレクション館所蔵)の悉皆調査を軸に、研究を進めた。同コレクションの総目録編纂にむけた大規模な国際共同プロジェクトへの参加を通じ、日本磁器約800点を熟覧して得た結果をデータベース化し、総目録の英文作品解説約440点分を完成、文様の図像研究にも知見を得ることができた。これらは総目録の一部として公開予定である。受容史的な観点からみた「日本宮」における日本表象の変遷についても、建築図面等の文献研究・磁器作品研究の両面から確認することができた。
著者
高橋 正知 高木 香織 川端 淳 渡邊 千夏子 西田 宏 山下 紀生 森 賢 巣山 哲 中神 正康 上野 康弘 斉藤 真美
出版者
中央水産研究所
雑誌
黒潮の資源海洋研究 = Fisheries biology and oceanography in the Kuroshio (ISSN:13455389)
巻号頁・発行日
no.11, pp.49-54, 2010-03

マサバおよびゴマサバの資源研究において、加入量およびその加入機構を解明することは重要であるが、仔稚魚を含む加入以前の個体についての知見は乏しいのが現状である。マサバ、ゴマサバ太平洋系群の当歳魚は、本邦太平洋南岸で発生し、黒潮に移送されて黒潮親潮移行域に広く分散、北上し、その後、道東~千島列島沖合域で索餌、成長後、本邦近海に南下して資源に加入するものと考えられている。そこで本研究では、2007年5~7月の北上期および2007年9~10月の索餌期に行われた調査船調査からさば類当歳魚の分布を明らかにし、得られた標本を用いて、日齢解析により稚魚~幼魚期の成長様式および孵化時期の推定を行うことを目的とした。