著者
土屋 光太郎 森 賢
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.225-230, 1998-10-31
参考文献数
11

本州南方沖よりダイオウイカ属の一種Architeuthis sp.の幼体が採集された。この個体は外套背長18 mmで, 全背面を赤色の大型色素胞に, 外部ほぼ全面を銀白色の組織によって覆われていた。外套膜は細長く, 後端に亜三角形の短い鰭を有し, 頭部は大きく, 太短い腕と弱い触腕を備える。既存の報告としてはタスマン海近海で採集された外套背長10 mmの稚仔と東部太平洋および大西洋から採集された50 mm前後の幼体2個体の報告があるが, タスマン海の標本についてはその同定が疑問視される。東部太平洋および大西洋から採集された個体に比べ, 今回の個体は腕が短い点が特徴的であるが, これが種による差なのか, 成長に伴う変化に大きく依存しているのか, 現段階では不明である。
著者
藤森 賢一
出版者
密教研究会
雑誌
密教文化 (ISSN:02869837)
巻号頁・発行日
vol.1976, no.113, pp.1-10, 1976-02-20 (Released:2010-03-12)
著者
藤森 賢一
出版者
密教研究会
雑誌
密教文化 (ISSN:02869837)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.121, pp.14-22, 1978
著者
藤森 賢一
出版者
密教研究会
雑誌
密教文化 (ISSN:02869837)
巻号頁・発行日
vol.1978, no.121, pp.14-22, 1978-02-28 (Released:2010-03-12)
著者
高橋 正知 高木 香織 川端 淳 渡邊 千夏子 西田 宏 山下 紀生 森 賢 巣山 哲 中神 正康 上野 康弘 斉藤 真美
出版者
中央水産研究所
雑誌
黒潮の資源海洋研究 = Fisheries biology and oceanography in the Kuroshio (ISSN:13455389)
巻号頁・発行日
no.11, pp.49-54, 2010-03

マサバおよびゴマサバの資源研究において、加入量およびその加入機構を解明することは重要であるが、仔稚魚を含む加入以前の個体についての知見は乏しいのが現状である。マサバ、ゴマサバ太平洋系群の当歳魚は、本邦太平洋南岸で発生し、黒潮に移送されて黒潮親潮移行域に広く分散、北上し、その後、道東~千島列島沖合域で索餌、成長後、本邦近海に南下して資源に加入するものと考えられている。そこで本研究では、2007年5~7月の北上期および2007年9~10月の索餌期に行われた調査船調査からさば類当歳魚の分布を明らかにし、得られた標本を用いて、日齢解析により稚魚~幼魚期の成長様式および孵化時期の推定を行うことを目的とした。
著者
吉森 賢
出版者
公益財団法人 医療科学研究所
雑誌
医療と社会 (ISSN:09169202)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.121-135, 2011-07-28 (Released:2011-08-04)
参考文献数
27
被引用文献数
1 1

本研究はドイツの医療関連の同族大企業二社メルク株式合資会社とフレゼニウスSE社の企業統治制度を明らかにすることを目的とする。ドイツの企業統治の背景として日本と比較して,同族大企業が多い。この所有構造の原因と結果は同族企業に適した会社の多様な法的形態の選択可能性にある。両社に共通する企業統治の目的は企業の独立性永続化と外部資金調達手段の確保である。メルク社は株式合資会社の採用により無限責任出資者としての経営権を確保しつつ市場から資金を調達する。フレゼニウス社は公益財団を持株会社として利用しつつ,これが二次持株会社を支配し,これがさらに事業会社を支配するピラミッド方式により企業集団の独立性を確保する。資金調達は資本金の50%の無議決権優先株発行によりなされると同時に敵対的買収から防衛される。2010年12月時点でフレゼニウス社は法的形態を現行のFresenius SEを無限責任出資者とする株式合資会社SE&Co.KGaAに変更中である。この新組織を説明した。これにより公益財団の独立性は向上すると期待される。また発行済の無議決権優先株を議決権付き普通株に転換中であり,株主による監督機能が向上する。両社の企業統治を評価し,日本の医療関連企業への示唆を提示する。
著者
吉森 賢
出版者
横浜経営学会
雑誌
横浜経営研究 (ISSN:03891712)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.23(549)-40(566), 2013-03
著者
森 賢斗 駒田 佳介 植木 弘信
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 (ISSN:21879761)
巻号頁・発行日
vol.83, no.850, pp.16-00507-16-00507, 2017 (Released:2017-06-25)
参考文献数
20

A laser 2-focus velocimeter (L2F) was used for measurements of velocity and size of droplets in diesel fuel sprays. Diesel fuel was injected intermittently into the atmosphere by using a 8-hole injector nozzle. The diameter of the nozzle orifice was 0.112mm. The rail pressure was set at 65MPa by using a common rail system. The period of injector solenoid energizing was set at 2.3ms. The L2F had a micro-scale probe which consists of two foci. The focal diameter was about 3μm, and the distance between two foci was 20μm. The data sampling rate of the L2F system was markedly high as 15MHz. L2F measurement was conducted at 10mm downstream from the nozzle exit. Temporal and spatial changes in the velocity, size and number of droplets inside sprays were investigated. Spray images were taken by using a 180ns spark light source, and the scattered light intensity distribution and spray width were estimated. The scattered light intensity, the spray width and the number of droplets were oscillated several times in the injection period. The number of droplets at the inner region of the spray decreased and the one at the outer region of the spray increased, when the spray width increased. That is, many droplets fly to the outer region of the spray at the time when spray width is wide.
著者
吉森 賢
出版者
公益財団法人 医療科学研究所
雑誌
医療と社会 (ISSN:09169202)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.21-48, 2002
被引用文献数
1

本稿はまず第一次世界大戦以前のドイツ医薬品産業の劇的な発展と長期間にわたり世界の模範となった先駆的医療保障および社会保障制度を概観する。ドイツ医薬品産業の革新能力の中心的要因は化学の学問水準を高めた工科大学の創設と,染料の派生物質である薬剤開発において見られた企業と大学間の密接な研究協力関係にあった。<BR>第一次世界大戦後,ドイツ製薬産業は相対的に衰退する。その原因は大戦によりドイツ製薬企業の特許,バイエルのアスピリンなどの世界的商標やメルクなどの社名がすべての在米資産と共にアメリカ政府により没収されたからである。<BR>次いで産業構造,市場規模および構造,貿易,雇用,世界における地位,企業集中度,競争状況,価格構成,特許,医療機関などについて概観する。また最近における主要な医療制度改革について紹介する。<BR>最後にドイツの代表的製薬企業5社,アベンティス・ファーマ,バイエル,シェーリング,ベーリンガー・インゲルハイムを取り上げ,それぞれの概況,歴史,市場地位,所有構造,戦略および研究開発について比較考察した。結論として以上が日本の製薬産業へ与える示唆を提示した。
著者
柴尾 享 一井 康二 秦 吉弥 田森 賢太郎 栗原 園実 湯浅 香織
出版者
広島大学大学院工学研究科
雑誌
広島大学大学院工学研究科研究報告 (ISSN:13477218)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, 2009

A Slope failure of the embankment was observed at the Tomei Expressway around Makinohara Service Area in the earthquake of Suruga Bay in 2009. It is important to estimate the seismic ground motion of the site for the clarification of failure mechanism. In this study, microtremor measurements were executed around the site and other embankments along express way (Yoshida I.C.~Sagara-Makinohara I.C.~Kikugawa I.C.). And, the ground shaking characteristics around the site of slope failure was evaluated.