著者
本多 充知 加藤 博一 中川 隆志 山口 喜久 河合 克哉 西田 正吾
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MVE, マルチメディア・仮想環境基礎 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.242, pp.115-120, 2007-09-27
被引用文献数
3

実写画像を用いたカーナビゲーションシステムにおいて,車載カメラから得られた画像上にさまざまな案内情報を違和感無く重畳表示するためには,現在の位置姿勢データを高い精度で計測する必要がある.しかし,従来の位置姿勢計測技術のみでは,実写画像を使用したカーナビを実現するために十分な精度を得ることは難しいと考えられる.我々は,ビデオフレームレートの車載カメラ映像から横断歩道を検出することで自車位置補正をする手法をこれまでに開発したが,現状のカーナビの性能においては,負荷が高すぎた.そこで本論文では,低フレームレート画像においても安定して動作するような,横断歩道をランドマークにした位置補正手法を提案する.
著者
本多 充知 加藤 博一 西田 正吾
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.427, pp.275-280, 2008-01-10

実写画像を用いたカーナビゲーションシステムにおいて,車載カメラから得られた画像上にさまざまな案内情報を違和感無く重畳表示するためには,現在の自車位置を高い精度で計測する必要がある.特に車線数の多い道路においては,自車が走行しているレーンの位置を把握することが重要となってくる.そこで本研究では,車載カメラから得られた画像をもとに,自車両走行レーン位置を推定する手法を提案する.計算コストの削減のため,走行レーン位置の推定に時空間画像を利用することを考えた.
著者
本多 充知 加藤 博一 西田 正吾
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータビジョンとイメージメディア(CVIM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.3, pp.243-248, 2008-01-18

実写画像を用いたカーナビゲーションシステムにおいて,車載カメラから得られた画像上にさまざまな案内情報を違和感無く重畳表示するためには,現在の自車位置を高い精度で計測する必要がある.特に車線数の多い道路においては,自車が走行しているレーンの位置を把握することが重要となってくる.そこで本研究では,車載カメラから得られた画像をもとに,自車両走行レーン位置を推定する手法を提案する.計算コストの削減のため,走行レーン位置の推定に時空間画像を利用することを考えた.A car navigation system based on an augmented reality technique requires accurate positioning data. In this paper we propose a compensation method of positioning for the car navigation systems. In this method, we utilize signs on the road, such as a crosswalk. In addition, We use the "sptio-temporal image" for reduction of complexity.
著者
林 建一 加藤 博一 西田 正吾
出版者
特定非営利活動法人 日本バーチャルリアリティ学会
雑誌
日本バーチャルリアリティ学会論文誌 (ISSN:1344011X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.149-158, 2007

Many kinds of tracking for Augmented Reality had been proposed. In case of the feature point tracking, the pose is computed by minimizing the error between the observed 2D feature points and the back-projected feature points from the 3D scene model. This minimization problem is usually solved by a non-linear optimization. The main advantage of this approach is its accuracy. However, it is difficult to compute the correct pose unless an appropriate initial value is used. In addition, when some errors are included in the observation, this approach does not guarantee the correct pose even if it converged on the global minimum. So, once an incorrect pose was computed in one frame, tracking may fail in the next frame or the result will get farther from the correct one. In this paper, we propose a new tracking framework for augmented reality. Proposed method tracks features as multiple local hypotheses based on not only one pose but also multiple poses that are computed in the pose estimation in the previous frame. Since multiple poses are maintained as global hypotheses, as far as the correct pose is contained in the hypotheses, the tracking can be continued in even hard situations like a simple iterative scene with high-speed movement.
著者
岩濱 数宏 土方 嘉徳 西田 正吾
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09151915)
巻号頁・発行日
vol.J88-D1, no.3, pp.642-656, 2005-03-01

インターネット上で流通する情報の中から,ユーザの好みに適合するものを推薦するサービスとして情報フィルタリングがある.近年は,テキストで記述された情報だけでなく音楽などのマルチメディアデータに対しても,その必要性が高まりつつある.情報フィルタリングの一方式として,ユーザの興味に関する情報を表すユーザプロファイルと対象情報(コンテンツ)の内容をモデル化したコンテンツモデルを比較する内容に基づくフィルタリングがある.音楽データを対象とした内容に基づくフィルタリングに関する既存の研究として,コンテンツモデルとユーザプロファイルの両方を音楽の特徴量のベクトルで表し,ベクトル間距離を用いて推薦する手法に関する研究や,それらの特徴量に任意の評価関数を用いるフレームワークに関する研究などが存在する.本研究はこれらの方法とは性質が異なるアルゴリズムである決定木を用いた内容に基づく音楽情報フィルタリングシステムを提案する.決定木は,ユーザによって重視する音楽の特徴が違っても,うまくそれを表現できると思われる.実際の音楽データとユーザを用いて実験を行い,他の手法に比較しての本システムの有効性を検証する.