著者
雨宮 好文
出版者
Japan Health Physics Society
雑誌
保健物理 (ISSN:03676110)
巻号頁・発行日
vol.32, no.2, pp.135-138, 1997 (Released:2010-02-25)
参考文献数
2
著者
雨宮 好文
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.45, no.7, pp.831-836, 1991-07-20 (Released:2011-03-14)
参考文献数
13

電磁波は熱作用と非熱作用により生体に影響を与えるが, 熱作用を主な対象として電磁界強度を制限するための安全基準が各国で策定されている.現状では, これを越えるレベルの電磁波を放出しているデバイスもあり, 安全基準の運用に当たっては, さらにきめ細かい定め (電波を安心して使ってもらうためのマニュアル) を作っておく必要がある.
著者
雨宮 好文
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.45, no.7, pp.831-836, 1991
被引用文献数
2

電磁波は熱作用と非熱作用により生体に影響を与えるが, 熱作用を主な対象として電磁界強度を制限するための安全基準が各国で策定されている.現状では, これを越えるレベルの電磁波を放出しているデバイスもあり, 安全基準の運用に当たっては, さらにきめ細かい定め (電波を安心して使ってもらうためのマニュアル) を作っておく必要がある.
著者
雨宮 好文 斎藤 賢一 上村 佳嗣 雑賀 寿和
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.14, no.63, pp.43-50, 1990-11-16

The RF protection guideline, submitted on 25 June 1990 by M.P.T. of Japan tells us that exposure of RF field to the operator of an RF transmitter does not harm on his health as long as the rated output at the transmitter is not beyond 7 W at frequencies 100kHz to 3GHz. However, there arises a new question whether it is true regardless of the exposure duration. To answer the question we must refer to the experimental results obtained by Kues et al. : corneal endothelial abnormalities were observed after the 4h exposure duration of 2.45GHz CW to monkey's eyes. We traced their experimental study applying RF power density of 40mW/cm^2 which is beyond the threshold, 30mW/cm^2,shown by Kues et al., but we have not observed the same abnormalities as they had done.
著者
雨宮 好文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学
巻号頁・発行日
vol.100, no.49, pp.31-36, 2000-05-10

疫学論文と理工学など実験科学の論文とは性格が異なる.疫学論文は原因らしいものを漏らしてはならないとの安全サイドの見地から書かれ, 前提とする仮定の妥当性, 推論の論理性にかんして疑問点を含む可能性もある.われわれ電気関係者は, この部分の吟味を行い, 疑問点が解消しない場合には, これを周知させるなどの対応策をとらなければならない.1999年6月カナダ・トロント大チームによる報告に基づいた新聞記事(ワシントン6月15日共同)は, 《電線などから受ける磁場の強さが平均0.7ミリガウス以上の子供は, 同0.3ミリガウス以下の子供に比べ, 白血病になる危険が約4倍高い》とあり, わが国のジャーナリストにも取り上げられた.本報では, この論文の内容の概説と疑問点を述べる.
著者
雨宮 好文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMCJ, 環境電磁工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.18, pp.1-6, 1999-04-22
被引用文献数
3

「送電線とがん」の問題は多くの人の関心を集めている. 1998年6月に米・国立環境衛生科学研究所 (NIEHS) の諮問委員会はEMF RAPIDプログラムの支援を得て組織したWGのレポートのドラフトを公表し, 「電力線磁界が発がんの原因になりうる」との見解を示した. 同委員会は動物実験や細胞の実験の発がん性を確認できず, 疫学研究の結果に対して委員の意見が分れ, 結局19対9という投票で発がんの原因になりうるとしたとのことであるが, この疫学論文の評価は, なにを目安にして行われたかドラフトでは明らかでない. 例えば, 原著者さえ「公衆衛生問題とはならない」と述べでいる論文までも, 同ドラフトはボジティブであるとしている. 本報告においては, 小児白血病にかんする疫学論文について, 同ドラフトが行った評価について再検討する.