著者
富川 光 鳥越 兼治
出版者
広島大学大学院教育学研究科
雑誌
広島大学大学院教育学研究科紀要. 第二部, 文化教育開発関連領域 = Bulletin of the Graduate School of Education, Hiroshima University. Part. 2, Arts and science education (ISSN:13465554)
巻号頁・発行日
no.56, pp.17-22, 2007

External morphologies of three major edible crustaceans, prawns, crabs, and squillas, are described and compared. Additionally, an example of summary of observation results is shown. The possible availability of crustaceans in education is discussed.
著者
鳥越 兼治 富川 光 大塚 攻
出版者
広島大学大学院教育学研究科附属教育実践総合センター
雑誌
学校教育実践学研究 (ISSN:1341111X)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.271-277, 2013

The on-site training for high-school students in the Takehara Marine Science Station of Hiroshima University roused their interest of the sea. Especially, anatomy of fishes, animal collections from the uninhabited island, and generating experiment of sea urchin were the most popular among students. As a result of this training, understanding and the interest of marine organisms and environments in almost all students have increased, so the on-site training might be effective in the prevention of high school student's losing interests in science.
著者
鳥越 兼治 竹下 俊治 大塚 攻
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2004

エコミュージアム構想の中で,コア施設を竹原市の広島大学水産実験所と江田島市の環境館を選び,それぞれの場所における里海として隣接する場所を選択して活動を実践した。・水産実験所をコア施設とした活動は水産実験所の前の海でウミホタルが採集可能であることから,ウミホタルの採集・観察・発光実験と一連の活動が5月から11月までの期間が可能である。・水産実験所は近くに里海として活用する場所が多様であり,そこへの移動手段の船があることで,自然景観や生態系などを中心としてさまざまな利用形態が可能である。・水産実験所での活動は教育施設として学校関係には広くオープンであるのでコア施設として有効であり広く小・中・高の各学校の生徒に体験学習の場として場所と情報を提供可能であるが,研究主体であるので地域の紹介所としての機能は持たせにくい。・環境館をコア施設とした里海の活動は環境館自体が地域の生涯学習サポート施設であるから,多様な活動を支援できる体制があり,エコミュージアムといっても良いので多様なものが提供できる。・環境館は地域住民が積極的に参加し利用しているので,里海の保存・活用の活動が可能である。しかし,まだ地域全体が博物館という考え方は浸透していないので,地域活性の一つとして先ず地域住民に理解を求める必要がある。・環境館を中心にした周辺フィールドを整理しディスカバリー・トレイルを構築しておくことで,情報を発信することにより地域住民だけでなく他の地域(特に都市)の住民にも体験を提供できる。・里海の活動は産業とも関連している。活動の一部はボランティアだけでは解決できないこともあるので,活動を計画するならば何らかの組織を構築する必要である。
著者
鳥越 兼治
出版者
日本貝類学会
雑誌
貝類学雑誌Venus : the Japanese journal of malacology (ISSN:00423580)
巻号頁・発行日
vol.48, no.1, pp.46-49, 1989-03-31
被引用文献数
1

サキグロタマツメタガイの歯舌を走査電顕で観察した。中歯は大きい中央歯尖の両側に1個(時に2)の小歯尖がある。側歯は大きい中央歯があり, 外側に2個(稀に1)個の小歯尖がある。内縁歯は2歯尖で, 内側歯尖が大きく長い。外縁歯は鎌状である。この結果とLunatia属歯舌既知種の比較を行ない, 属の標徴としての歯舌について考察した。