著者
石原 真衣
出版者
北海道大学大学院文学研究科北方研究教育センター
雑誌
北方人文研究 (ISSN:1882773X)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.3-21, 2018-03-31

本論では、多くのアイヌ出自の人々が沈黙する現状に注目し、その歴史的経緯と、近現代の<アイヌ>が経験したもう一つの喪失を探ることを目的とする。現代ではアイヌ文化に対する理解や、先住民族の人権等に関する問題意識は多くの場合、市民に共有されているかに見える。しかし、近年の実態調査では、アイヌ民族の人口は減少傾向にある。それは、アイヌ民族の消滅を意味するのではなく、沈黙する人々が増加していることを示している。その背景には、いかなる歴史的要因があるのかを明らかにするために、事例として、「サイレント・アイヌ」である筆者自身の家族などの語りによるファミリーヒストリ―を扱う。発言しやすくなった現代において、なぜ「周縁的なアイヌ」が沈黙しているのか、その背景について分析することによって、このような現状をもうひとつの先住民問題、そして北海道におけるポストコロニアル状況として捉え直すことが可能となる

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第二次世界大戦後の札幌に住むアイヌ出自の者は、そのほとんどが他の地域からの移住者であった(河野2000:114)。引用:石原,真衣「沈黙を問う : 「サイレント・アイヌ」というもうひとつの先住民問題」 #アイヌ https://t.co/NaJqK4aB0k
石原真衣「沈黙を問う:「サイレントアイヌというもう一つの先住民問題」 https://t.co/tGeDhKQ28N 沖縄人とアイヌとではいろいろと条件が異なるからそのまま適用することは難しいだろうけど、「サイレント・アイヌ」とい… https://t.co/f8FnklUzbb
@bythehorn8 沈黙を問う : 「サイレント・アイヌ」というもうひとつの先住民問題 https://t.co/ldKb8bq8GA すてきですね。
アイヌ研究の論文。 https://t.co/zH9u271LPI
え〜〜これめっちゃ面白い アイヌ民族自体が差別の中で和人と同化しようと努めていき、現代において「アイヌとは何か」を表現する言葉、歴史的連続性を失った人々は沈黙する 以下で読めます https://t.co/I4NdfHQXRa

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