出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1157, pp.160-164, 2002-09-09

「我々はコスト面で中国には負けない。いや条件次第では中国に勝てると思っている」──。こう力強く話すのは、スロバキアにあるソニーの生産子会社社長のベルナー・ストゥーデント氏だ。この工場では、テレビとソニーのほかのテレビ工場で使用する部品などを製造している。1996年に元国営企業の空き倉庫を買い取って進出した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1558, pp.116-120, 2010-09-20

9月初旬の平日午後7時、ニューヨーク大学のスカーボール劇場は約800人の観客で満員になっていた。数週間前から売り出されたチケットは早々に売り切れてしまい、最後まで粘ったがとうとう入場できなかった人も多い。 この夜の演目は、古典的な舞台演劇でも前衛的なパフォーマンスでもない。「NY Tech Meetup」──。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1162, pp.8-10, 2002-10-14

竹中ショック——。竹中平蔵氏が経済財政担当と金融相を兼務することになった9月30日、不良債権処理を巡る政策は大きく転換した。それから1週間余り。産業界には戦慄が走った。 10月7日、みずほホールディングス、UFJホールディングスの株価は額面50円に換算すれば100円台に相当する10万円台まで下落。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1899, pp.30-33, 2017-07-10

まずは全日本空輸の事例を振り返ろう。きっかけは1997年。普勝清治社長が若狭得治名誉会長、杉浦喬也会長らと対立し、突然辞任を表明したことで「お家騒動」へと発展する。 若狭氏は運輸事務次官を経て全日空に天下りし、70年に社長となった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1720, pp.120-123, 2013-12-16

だが、ブームはわずか3年で終焉を迎えた。営業担当の井手はテレビCMを流したり、試飲会を催したりと、あの手この手で人気を維持しようとしたが、売上高は減少を続けた。業績悪化と同時に社内の雰囲気もおかしくなっていった。「営業が悪い」「製造が悪い」。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1763, pp.57-60, 2014-10-27

売り手市場で、優秀な学生の獲得が難しくなる中、企業は、地方大学の学生に採用の対象を広げ始めた。都市での就職に消極的な学生を支援するサービスも登場。2016年3月卒業予定の学生採用は、地方で熱を帯びそうだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1852, pp.54-56, 2016-08-01

ドイツの首都ベルリン郊外にある住宅地。ここで、いかにエネルギー消費量を抑え、快適な生活を送れるかの実証実験が進められている。エネルギー管理システムを手掛けるのは、仏電機大手シュナイダーエレクトリックだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1869, pp.26-29, 2016-12-05

2016年9月には、三田労働基準監督署が高橋さんの自殺を過労死と認定。以降、波紋は社会的広がりを見せ、11月7日には厚生労働省が東京・汐留の電通本社ビルを労働基準法違反の疑いで強制捜査する事態に発展した。 この電通過労死自殺事件、今のところは、「1日…
著者
北川 俊光 諸石 光煕 堀 竜児
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.858, pp.150-152, 1996-09-23

編集部昨年から今年にかけて,大和銀行や住友商事の巨額損失事件,高島屋の商法違反といった企業の不祥事がありました。そのほか,株主代表訴訟を起こされていた日本航空電子の元役員に対して約12億円の支払いを命ずる判決が出るなど,企業の法的リスクが高まっています。企業と弁護士の関係についてどう考えますか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1624, pp.42-45, 2012-01-16

広大な強国として繁栄した中華帝国。その政治を担う中心地、紫禁城(故宮)の南正面に天安門がある。 その壇上に立つと、眼下には広場に集まる群衆を見渡すことができる。1949年、毛沢東(マオズードン)はこの場所から、社会主義国家「中華人民共和国」の成立を宣言した。広場には30万人とも言われる群衆が集まり、歓喜の声と拍手で、指導者の言葉を迎え入れた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1347, pp.132-134, 2006-06-26

川崎市が中心となり再開発が進む武蔵小杉駅周辺地区。東急東横線の急行電車で渋谷へ約15分、2009年度中に開業するJR横須賀線の新駅を利用すれば、東京駅にも乗り換えなしで行ける。そんな立地条件もあり、駅周辺では2011年度までに高層マンションが約10棟建設され、合計3000戸以上の住宅が供給される計画だ。 建設中の物件の中には、20階建て以上の超高層マンションも4棟含まれる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1342, pp.126-129, 2006-05-22

東京全日空ホテルは、港区赤坂のオフィス街「アークヒルズ」の一角にある。近くには六本木ヒルズもあり、ビジネス関係者から旅行客まで大勢の人が集う。ホテルは地下3階、地上37階建ての高層ビルで、873の客室と17の宴会場、12の店舗を備え、約850人の従業員が働く。数ある全日空ホテルズチェーンの中でも旗艦ホテルだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1512, pp.92-94, 2009-10-19

パソコンの歴史を作り上げた立役者、ビル・ゲイツ氏が2008年7月に事実上引退してから1年3カ月。米マイクロソフト(MS)は10月22日、ゲイツ氏引退から初となるOS(基本ソフト)新製品「ウィンドウズ7(セブン)」を発売する。ビスタの失敗を糧に セブンの特徴は「動作が速い」「使いやすい」の2つに凝縮される。
著者
井上 明義 佐藤 吉哉
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1455, pp.132-134, 2008-09-01

答 過去の公示地価や基準地価をつぶさに見ていくと、これまでに3回の不動産市況の低迷局面がありました。最初が、1970年代初めから始まった「列島改造バブル」。当時の田中角栄首相が主導した日本列島改造計画を受けた地価高騰と、その後の崩壊です。その次は、87年頃から始まった「不動産金融バブル」。
著者
ベニオフ マーク 飯田 展久
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1853, pp.80-83, 2016-08-08

クラウドサービスの旗手として知られるが、直近では、AI(人工知能)の動きが目立つ。AIベンチャーの買収を今年2件まとめ、トヨタ・リサーチ・インスティテュートにも関わる。クラウドビジネスの巨人は、第4次産業革命の先に何を見るのか。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1283, pp.42-44, 2005-03-14

安定成長を続けている企業は儲けを社員に十分還元しているのか。代表選手であるトヨタの場合、数字から導き出される答えは「否」だ。2003年度のボーナス込みの年間給与(年収)は平均822万円(36.9歳)。決して低くないが、東証1、2部上場企業全体では100位にも入らない。連結純利益が過去最高を更新し続け、他を圧する1兆2000億円に迫る中では物足りない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1697, pp.28-31, 2013-07-01

年少扶養控除の廃止や復興特別所得税の課税、厚生年金保険の保険料率変更——。サラリーマン世帯であれば、給料明細を丹念に見なければ具体的な金額までは把握しにくいが、ここ1〜2年、家計の負担は増加の一途をたどっている。 「この先どれくらいの覚悟が…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1892, pp.68-70, 2017-05-22

国内の紙巻きたばこの販売本数が10年間で約4割減少する中で、加熱式たばこは久々のヒット商品になっている。PMJの續木マネジャーはヒットの要因を「『喫煙は続けたい。だが周りには不快な思いをさせたくない』という愛煙家の希望にマッチした」と分析する。
著者
平松 邦夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1440, pp.94-97, 2008-05-12

あきれています。裏金など作らんでも、ちゃんと手続きさえすれば正当な公金で賄えた使途もあったわけですからね。もちろん、そうではないところに使ったのは言語道断です。 役所内では不適正資金が、あまりにも平然と運用されていました(編集部注:大阪市は裏金を不適正資金と呼んでいる)。市民は「何をいいかげんなことをやっているんだ」と、ものすごく怒っています。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1334, pp.32-35, 2006-03-27

2005年10月——。広告最大手、電通社内に密かな衝撃が走った。テレビのスポットCMの出稿が急に落ち込んだのだ。 年末商戦をにらんで企業が新製品を投入する10月は、通常なら年間で最もCM出稿が伸びる時期。企業業績も好調な中で、12月までの出稿量が前年比4〜5%減となる異例の事態に関係者は慌てた。