著者
糸井 重里 東 昌樹
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1889, pp.74-79, 2017-05-01

ウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』を運営し、手帳などのオリジナル商品を販売する。3月16日の東証ジャスダック上場時、「問われているのは株価ではない」と静観する発言が"反利益主義"だと話題を呼んだ。発言の裏にある真意は──。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1458, pp.42-44, 2008-09-22

8月中旬の日曜日。茨城県守谷市の住宅街にある店舗に300人近い行列ができていた。行列が目指すのは「ワンダーグー守谷店」だ。3600m2ほどの広い店舗で、本やCD、ゲームソフトなどを販売する。店内で無料ライブが開催され、それを目当てに顧客が押し寄せた。 有名歌手が出演するわけではないが、それでも"無料"が顧客を引きつける。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1664, pp.36-47, 2012-10-29

経営学者ピーター・ドラッカーは、企業の基本機能はマーケティングとイノベーションにあると述べた。日本の経営者の中で、このドラッカーの言葉の真髄を精神と肉体で理解し実践している人は誰かと聞かれたら、原田さんかもしれない。 過去40年にわたりジャーナリストとして日本の経営者を追い続けてきたが、これほどに実行力のある男はいない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1878, pp.26-28, 2017-02-13

普及機の約20倍という超高額商品だが、その分、オーディオマニアが驚く付加価値を惜しみなく搭載した。金メッキを施した純度99.96%以上の無酸素銅切削筐体を採用したほか、ハイレゾ再生対応の高性能フルデジタルアンプ「S-Master HX」により、「高音域から低音…
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1752, pp.30-35, 2014-08-04

日本有数の繁華街・池袋を有する東京都豊島区。ここでは65歳以上の高齢者の71%を独居世帯が占めている。民間の日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)が、23区の中で唯一「消滅する可能性がある自治体」の一つに挙げたことでも話題を呼んだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1668, pp.88-91, 2012-11-26

10月のある日、千葉・柏の清遊湖。釣り糸を垂れる男の姿があった。この日のお目当ては、最近ハマっているヘラブナだ。地味な魚ながら、「ヘラに始まりヘラに終わる」と言われるほどに奥深い。その釣り師泣かせの魚を、熟練した手さばきで次々に釣り上げていく。この日の釣果は本人曰く「渋め」の15尾だった。
著者
安部 龍太郎 竹中 平蔵
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1874, pp.10-13, 2017-01-16

国内外の政治体制や経済の枠組みが大きく変わろうとしている2017年。作家の安部龍太郎氏は戦国時代を経済の激変期と捉え、徳川家康を再評価する。不透明な時代の読み方、対処の仕方を東洋大学教授で元総務相の竹中平蔵氏と語り合った。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1634, pp.136-139, 2012-03-26

東日本大震災から1年が経とうとする頃、神奈川県藤沢市民病院の医師、阿南英明の元に、ある高校の教頭先生が訪れた。 「生徒の前で震災の経験を伝えてほしい」。そんな依頼に、阿南は少し戸惑った。高校生たちは自分の話をきちんと受け止めてくれるだろうか。できるだけ詳しく震災の経験と教訓を伝えるため、阿南は震災直後の自らの記憶をたどり始めた。 1年前の3月11日夕方。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1129, pp.102-105, 2002-02-18

「日本の会社は、もっと株主の声に耳を傾けてほしい。米国では当たり前のことなんです」 1月31日、東京証券取引所内で開いた記者会見の終盤、M&Aコンサルティング(MAC)社長の村上世彰(42歳)は声を上ずらせながら訴えた。 老舗アパレル企業、東京スタイルの発行済み株式数の10%強を所有する村上は、同社の経営陣に対して、独自の要求を突きつけた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.867, pp.140-142, 1996-11-25

詳細な住宅地図を武器に,9月に大証・東証2部に上場を果たす。学生時代から家業を手伝い,成長を支えてきた2代目社長。カーナビソフトをはじめ電子地図へ投資,「紙」からの脱皮狙う。「4年後に社長引退」を公言,社員の奮起を促す。「大迫抜き」でも強いゼンリンを築けるか,重い課題を抱えている。身長180cm,口調も穏やかな大迫忍は,誰の目から見てもスマートな紳士だ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1492, pp.52-56, 2009-05-25

5月初め、高島屋の鈴木弘治社長は丸井今井争奪戦で三越伊勢丹ホールディングスに敗れたにもかかわらず、意外なほどサバサバとした表情をしていた。「うちはいつも最後に(交渉が)ダメになるな。過去に大盤振る舞いの投資をして苦労しているからトラウマになっているのかもしれない」。
著者
鳥井 信一郎 須藤 公明
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.964, pp.94-97, 1998-11-02

不況をよそに、発泡酒が快進撃している。ついに9月、ビール市場でのシェアは15%目前にまで拡大した。4年前、サントリーが先鞭せんべんをつけた商品だ。サントリーといえば、日本でペプシコーラの営業権を取得、コカ・コーラの牙城がじょうを切り崩そうとする展開も気に掛かる。元大関の小錦をCMに起用したウイスキーの復活ぶりも…。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1420, pp.42-44, 2007-12-10

2007年、消費者が「最も流行った」と選んだのは、米アップルの携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」(1位)だった。2001年11月に初代機を発売、今では小型で持ち運びやすい「iPod nano(アイポッド・ナノ)」、楽曲をランダムに再生する「iPod shuffle(アイポッド・シャッフル)」などのラインアップを揃え、人気は衰えない。
著者
佐々木 大輔
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1876, pp.64-67, 2017-01-30

例えば当社のオフィスには、固定電話は1台もありません。営業部隊にとって電話は不可欠な道具ですが、全てパソコンのウェブブラウザーから発信するからです。クラウド上にある顧客管理システムと連動し、誰がいつ、どんな電話をかけたかが見える化できる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1488, pp.52-54, 2009-04-27

4月5日の日曜日、英ロンドンの繁華街、オックスフォードストリートにあるデパートで、パナソニックから派遣された女性販売員が懸命にある商品を売り込んでいた。 「これが3日前に届いたばかりの洗濯機です。環境性能は最高ランク。消費電力も少なく、家計も節約できます」 そこにあったのは、パナソニックが欧州に初めて投入した「ななめドラム洗濯機」である。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1531, pp.116-123, 2010-03-08

「これ以上は続けられない。今、在籍している学生さんには本当に申し訳ないのですが」 昨年、学生の募集停止を発表した東京都千代田区にある「LEC東京リーガルマインド大学」。同大学事業部の染川国彦氏は表情を曇らせた。 LEC大学の開設は2004年。当時の小泉純一郎内閣が旗振り役となって進めた構造改革特区による日本初の株式会社立大学として誕生した。
著者
大野 直竹 飯田 展久
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1876, pp.40-43, 2017-01-30

売上高をここ6年で2倍に増やした大和ハウス工業。親密な関係を築いた土地オーナーへの幅広い事業提案が成長の原動力だ。創業者精神を全社員が共有し「売上高10兆円」の壮大な目標へと突き進む。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1035, pp.53-56, 2000-04-03

フランスのパリきっての目抜き通り、シャンゼリゼ。高級ブランド店が軒を連ねる街並みに溶け込むようにして、ちょっと洒落た携帯電話の販売店があった。ショーウインドーを覗き込むと、そこにはノキア、エリクソンといった欧州の有力ブランドと一緒に「トリウム(Trium)」という見慣れないブランドの携帯電話が6機種ほど陳列されている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1004, pp.48-52, 1999-08-23

パリ随一の目抜き通り、シャンゼリゼに面したセフォラ本店は、朝から晩まで来店客が途切れることがない。その混雑ぶりは、この2年で米国をはじめとする6カ国に進出し、店舗数を4倍に増やした、このフランスの化粧品店チェーンの勢いを象徴している。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1512, pp.42-45, 2009-10-19

「会議をしない」「アイテムの多さで勝負し、売れ筋や死に筋を気にしない」「数字や経営指標を見ない」ーー。そんな"常識外れ"な経営を掲げ、前へ前へとひたすら突き進むことを強みとしてきた大創産業。だが、今、大切にしてきたこの強みを、全社を挙げて「否定」しようとしている。 例えば、取り扱い商品数はこれまで増える一方だったが、今期から削減に乗り出した。