出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1144, pp.64-66, 2002-06-03

5月31日に開幕したサッカーW杯。世界中のサッカーファンが熱狂する大会だが、スポーツ用具メーカーの独アディダスと米ナイキにとっても負けられない戦いとなる。アディダスは参加する32カ国のうち最も多い10カ国に、ナイキは次に多い8カ国にユニホームを提供するからだ。 両社とも会場国である日本の湿気対策として、吸湿乾燥を促す「2層構造」を取り入れた。
著者
西山 太吉
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1636, pp.52-55, 2012-04-09

今年、国際政治を舞台にしたTBSドラマ「運命の人」が話題になった。原作は山崎豊子氏。敏腕記者が日米の沖縄返還交渉での密約情報を、外務省の女性事務官から入手するところからドラマが始まる。野党議員に機密文書を託すが、そのネタ元が突き止められてしまう。当初、マスコミ各社は記者を擁護するが、女性事務官と関係があったと追及され、非難の嵐に巻き込まれる。
著者
松本 孝徳
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1596, pp.126-129, 2011-06-20

「北条鉄道が社長を公募」。新聞記事の募集要項が目に飛び込んできたのは2009年の10月のことでした。私は兵庫県西宮市で育ち、子供の頃から鉄道好きでした。いわゆる「乗り鉄」です。高校2年生の時、友達と国鉄加古川線の支線をすべて乗ろうとやってきたのが北条鉄道の前身である国鉄北条線。記事を見た途端、当時を思い出し居ても立ってもいられなくなりました。
著者
沈 才彬 佐藤 吉哉
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1456, pp.108-110, 2008-09-08

答 8月11〜21日まで北京と上海を訪問し、現地調査の合間に五輪観戦もしました。開会式の演出など様々な問題が取りざたされました。それでも北京五輪を無事終え、成功を収めた高揚感が漂っていました。そこにチベット族やウイグル族など少数民族の反乱、テロ、農民暴動などから来る不安感。この2つの感覚が混在している、というのが私の見た今の中国です。
著者
佐藤 正明
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.898, pp.8-11, 1997-07-07

RVのヒットで快走を続けてきた本田技研工業の国内販売に,黄信号が点った。好調の裏側で進まなかった販売改革。今後の経営課題はここにある。昨年『ホンダ神話教祖のなき後で』で大宅賞受賞の佐藤正明氏がリポートする。1996年度の決算を発表した5月20日,社長・川本信彦の顔から笑みが絶えることがなかった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1119, pp.98-100, 2001-12-03

10月19日、埼玉県さいたま市で開催された第43回全日本病院学会。午前中の講演で、日本医師会会長の坪井栄孝(72歳)は熱弁を振るっていた。 民間企業に医療機関の経営を認めるかどうかを議論している総合規制改革会議のメンバー、セコムやオリックスなどの役員の名を挙げ、「異業種が土足で医療に入ってくるような状況になっている。
出版者
日経BP
雑誌
日経ビジネス = Nikkei business (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.2075, pp.50-53, 2021-01-25

初代スーパーカブ「C100」の誕生は1958年。気軽に乗れて堅牢で保守がしやすく、ランニングコストも低い新しい小型二輪を目指し、創業者・本田宗一郎氏と盟友の藤澤武夫元副社長の肝煎りで産声を上げた。2017年にはシリーズの世界累計生産台数が1億台を突破。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.922, pp.78-82, 1998-01-05

「それは事実。マネジメントのミスです。経営者として反省すべきで、坊主になっても足らないのと違う?」 名古屋弁が少しまじった独特のイントネーションでひとしきり周囲を笑わせた後で、すっと真顔になって解説を始める。RVについて社内でいつ、どんな議論が交わされたのか。なぜ、投入が見送られたのか。灰色の発言は一切しない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1650, pp.58-61, 2012-07-16

「危機感はここ数年、相当に強くなっていた。だからあの商品の発売が決まった時には、『ああやっぱり』と思ったほどだった」 首都圏で働く日本生命保険のある女性営業職員が、声を落としてこう話した。「あの」と呼んだのは、日生が今年4月、「みらいのカタチ」と名づけて売り出した商品のこと。
著者
堀江 貴文
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1647, pp.52-55, 2012-06-25

2011年6月20日、私は東京高等検察庁に出頭し、そして1週間足らずで長野刑務所に移送されました。それから1年が経とうとしています。その間、特に冬は筆舌に尽くしがたいものがありました。暖房もなく、居室内の温度は深夜には零下になっていたのではないでしょうか。そして、かつては気にかけなかった文明の力に思いを馳せるようになりました。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1568, pp.26-29, 2010-11-29

野田佳彦財務相の指示の下、財務省は6年半ぶりの円売り・ドル買い介入を実施するため、米財務省との交渉に入った。市場に介入すること自体に難色を示してきた米財務省を説得できるか。そして、日本が単独で介入するにしても、ティモシー・ガイトナー財務長官はじめ、米政府高官が否定的なコメントを出さないように抑え切れるか。水面下の交渉は難航を極めた。 8月27日。
著者
久間 章生
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1406, pp.132-135, 2007-09-03

最近、新聞が、いろいろな発言があって辞任した政治家についての記事を載せていました。僕のところには「『原爆投下はしょうがない』発言で辞任した」と書いてある。発言直後は「原爆投下…しょうがない」と書いていたのが、だんだん時間が経って「…」がなくなった。「原爆しょうがない」とは言わず 「原爆投下はしょうがない」なんて一言も言ってないのに。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1416, pp.116-118, 2007-11-12

3年前にプロ野球界からサヨナラするはずだった男が、たくましくよみがえった。それも、39歳になるシーズンに、本塁打、打点の自己最高記録を更新する2冠王になっての復活だ。その男、東北楽天ゴールデンイーグルス・山崎武司の身辺に何があったのか。 「オレを使ってくれる監督が名監督だ」と、大リーガーは言う。優れた戦術も優勝回数も関係なし。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1319, pp.150-152, 2005-12-05

ライブドア社長の堀江貴文や楽天社長の三木谷浩史、M&Aコンサルティング代表の村上世彰らによるM&A(企業の合併・買収)攻勢が注目を集めている。日本の産業界を活性化したとの見方の一方で、東京・六本木の"IT(情報技術)長者"らのマネーゲームと見る向きもあり論議は高まるばかり。 実は、M&Aで業界を沸かせているのはITや投資会社だけではない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1328, pp.104-107, 2006-02-13

大ヒット映画「タイタニック」に主演し、日本でも人気の高いハリウッドスターのレオナルド・ディカプリオ氏が、海岸を歩きながら「自分が気持ちいいことと、環境に気を配ることを両立するには? ぼくの答えはこのハイブリッド」と語りかける——。トヨタ自動車が昨年末に日本で展開した「プリウス」のテレビCMだ。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1984, pp.70-73, 2019-03-25

3月9日午後1時。宮城県仙台市内の「杜の広場公園」で、ちょっと不思議なイベントが開かれた。緑色のビブスを身に着けた一団が、敷地内や周辺でゴミ拾いに精を出したり、桜の若木をスコップで植えたり。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1090, pp.30-34, 2001-05-07

4月24日、自由民主党第20代総裁に選出された小泉純一郎は、就任の記者会見で「改革意欲をはっきり示すことが重要だ。日本はまだまだ余力がある。悲観するものではない」と力強く語った。だが、小泉は彼自身と日本経済に残された時間が、実は非常に短いことをどこまで認識しているのか。 「歴史的な政策転換」——。こう評された日銀の量的緩和策。
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1282, pp.88-90, 2005-03-07

コンビニエンスストア各社が、商品開発に力を入れている商品の1つが、毎週のように新製品が店頭に並ぶおにぎりだ。最大手セブン-イレブン・ジャパンのおにぎりの販売個数は2003年に10億個を突破し、その後もさらに伸びている。同社が最も多く販売しているおにぎりの値段は、約120円なので、単純計算でも1200億円以上の売り上げがある計算になる。
著者
平井 卓也 東 昌樹
出版者
日経BP
雑誌
日経ビジネス = Nikkei business (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.2065, pp.60-63, 2020-11-09

新型コロナウイルスによって日本のデジタル政策の弱点が浮き彫りになった。菅新内閣はデジタル庁新設を急ぎ、抜本的改革に乗り出そうとしている。米中衝突が激しさを増す中で日本はデジタル時代をどう進むべきか。
著者
酒井 綱一郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.962, 1998-10-19

ニューヨーク在住の日本人のジャーナリスト、翻訳家、銀行員などが集まる文化・言論グループ「ジパング」が自費出版した本が反響を呼んでいる。 題名は『笑われる日本人』。英語のタイトルは『JAPAN MADE IN U.S.A.』。誰に笑われているのかというと、米国を代表する新聞ニューヨーク・タイムズにである。不可思議な日本を描く同紙の姿勢に抗議した本だ。